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【首都圏】

韓国の日常描く雑誌が好評 街歩きや伝統食、子育てなど多彩 

「中くらいの友だち」の同人のみなさん=ソウル市内の「雨乃日珈琲店」で(伊東順子さん提供)

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 「最高でも最低でもない、中くらいの友だち」である韓国の多彩な面を紹介する雑誌が東京の出版社から創刊され、3号を重ねた。長く現地に住み、関わってきた舞踊家、エッセイスト、ライターらが、思い思いの視線で描いており、毎号売り切れとなる人気だ。 (五味洋治)

 ユニークな雑誌の名前は、韓国は、「素敵(すてき)だけど、ちょっと情けない友人のような存在」という思いがこもっている。

 ソウルで二十五年余り暮らし、韓国に関する著作の多いライターの伊東順子さんが、友人たちに呼びかけて始めた。

 メンバーは十人。そこに毎号二人ずつゲスト執筆者が加わる。日本人、在日韓国人が中心だが、2号ではポーランド人の韓国考古学者、ヤコブ・タイロルさんが寄稿してくれた。

 各号のテーマは特にない。詩、エッセー、翻訳、街歩き、韓国の伝統食や韓国ロック、子育てと多彩だ。

 ヘイトスピーチや極端に政治的なプロパガンダでなければ、何を書いても基本的には自由。普通の生活の中で見聞きした韓国の姿が、淡々と紹介されている。そんな風通しの良さが、読者には魅力になっているようだ。

 昨年の創刊号は異例の増刷、2号も在庫がない。伊東さんは、「ここでしか読めない内容、待っていたと言ってくださる方も多いです」と満足そうだ。

 同人たちは、自分たちの仕事の合間をぬって雑誌作りと宣伝、発送までもこなす。

 大手書店にも並び、「定期購読」したいという希望も寄せられているというが、これは今後の課題だ。

◆名古屋で18日に催し

 十八日には、名古屋で創刊一周年記念コンサートを開く。

 本の問い合わせは皓星社(東京都千代田区)=電03(6272)9330=へ。

 

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