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【首都圏】

群馬大・工学部 同窓記念会館 桐生の新名所に

一般公開されている群馬大工学部同窓記念会館=群馬県桐生市で

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 群馬県桐生市の群馬大桐生キャンパスのシンボル「群馬大工学部同窓記念会館」(国登録有形文化財)の改修工事が終了し、一般公開されている。市中心部から近く、観光誘客への期待も高まっている。 (原田晋也)

 同会館は、現在の群馬大理工学部の前身、桐生高等染織学校の校舎として一九一六(大正五)年に完成した。木造二階建てで、現在の延べ床面積は九百八十七平方メートル。玄関を入るとホールを通じて講堂につながっている。講堂は吹き抜けで三方を桟敷に囲まれ、古い教会のような雰囲気がある。

 講演会など大学の行事に使われるほか、映画やドラマの撮影にも積極的に貸し出しており、近年では二〇一四年放映のNHK連続テレビ小説「花子とアン」に登場した。

 改修は耐震化が主で、外観を損なわないよう壁のくぎを一本ずつ抜いて取り外し、基礎や内部を補強。空調や床暖房も整備した。外壁は過去に何度も塗り直されてきた塗装の膜を調べたり資料にあたるなどして創建当時の色を再現した。

 想定より腐朽が激しく、一六年九月から一年間の予定だった工期は一七年十二月までずれ込んだ。総工費は二億円で、約半額を国の補助で賄い、桐生市も一千万円を寄付した。

 見学したみどり市の会社員八染和弘さんは「当時の桐生の力強さを感じる。大きな観光資源にもなるのでは」と見入っていた。

 同会館は歴史的な建物が多く残る桐生新町重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に近い。群馬大の担当者は「市の観光協会とも積極的に連携していきたい」と話している。

 入場無料で、平日は午前九時〜午後四時公開。第一土曜と毎週日曜の午前十時〜午後三時にも公開する。問い合わせは群馬大工業会=電0277(22)7000=へ。

 

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