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【首都圏】

復興願い47都道府県のコメで酒造り 「絆舞」9月・仕事おこしフェアで発売

酒の仕込みを体験する各地の信金幹部

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 被災地支援などで地域連携を強めていく願いを込め、47都道府県のコメで日本酒を造る「興(お)こし酒プロジェクト」が始まり、26日、福島県会津坂下町の曙酒造で仕込み式が行われた。各地の人々の絆で地方を活性化させたいとの思いから、酒の名前は「絆舞(きずなまい)」に決まり、9月に新酒ができあがる。 (稲熊均)

 同プロジェクトは、城南信用金庫(本店・東京都品川区)など全国の信金でつくる「よい仕事おこしフェア」実行委員会が企画。被災地応援のため二〇一二年から続けているこのフェアの一環として、東日本大震災と熊本地震で被災した四県のコメで造った昨年に続き、第二弾となる。

 仕込み式には各地の信金の幹部らが参加。曙酒造の鈴木孝市杜氏(とうじ)の指導を受けながら、室温五度に管理された蔵の中で、蒸し上がった米をタンクに運び、へらでかきまぜる作業を体験。酒は、都道府県数にちなんだ47%の精米歩合で純米大吟醸酒となる。鈴木杜氏は「福島らしい甘さときれ、それに透明感もあって、食事にも合うよう酸味を出せるように仕上げたい」と力を込めた。

新酒名「絆舞」のプレートを手渡され仕込みへの意気込みを話す曙酒造の鈴木孝市杜氏=いずれも福島県で

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 仕込みに先立つセレモニーでは「絆舞」のプレートが城南信金の渡辺泰志理事長から鈴木杜氏に手渡された。命名について渡辺理事長は「舞(まい)と米(まい)をかけており、四十七都道府県のコメが一つになって出来上がる絆の酒。飲めば思わず舞い踊りたくなるようなおいしい酒になってほしい」と話した。

 「絆舞」は九月十九、二十日に東京都千代田区の東京国際フォーラムで開催される「よい仕事おこしフェア」の会場で披露、発売される。五百ミリリットル瓶が税込み二千二百円。このうち百円分が被災地に寄付される。昨年、被災四県のコメで仕込んだ純米大吟醸酒「絆結(きゆ)」も発売される。

 

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