東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 首都圏 > 記事一覧 > 6月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【首都圏】

「真実の愛」心揺さぶる 「ノートルダムの鐘」横浜で上演

カジモド(左)とエスメラルダが鐘楼の柵の上で語り合う場面=横浜市中区のKAAT神奈川芸術劇場で((c)Disney)

写真

 15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘突き男と流れ者の踊り子を中心に人間の宿命を描いた劇団四季ミュージカル「ノートルダムの鐘」が、横浜市中区のKAAT神奈川芸術劇場で上演されている。人としての優しさ、真実の愛とは何かを問いかけ、観客の心を揺さぶる。

 (野呂法夫)

 文豪ビクトル・ユゴー原作のディズニーミュージカル。従来のファンタジー色ではなく、生まれつき背負った運命や人生の悲哀に向き合う厳粛な人間ドラマで、大人のための作品だ。

 大聖堂の鐘楼で隠し育てられた醜い異形の青年カジモド。道化の祭りに抜け出し、美しい踊り子の娘エスメラルダに出会い一目ぼれするがワナにはまる。育ての親の聖職者フロローと警備隊長フィーバスもエスメラルダに求愛し「四角関係」で舞台は進む。

 現代社会も同じように抱える差別や偏見、迫害…。その不寛容な愚かさと、それでも希望の光があることを心優しき「人間」カジモドの行動を通して訴える。そしてエスメラルダとの愛に生き切るのは誰か? 劇の最後に真相は語られる。

 東京で二〇一六年に初演され、首都圏では再び四月から横浜で公演中。

 カジモド役の田中彰孝(あきたか)さんは「役柄からせりふに制約がある分、歌では解放しています」、エスメラルダ役の岡村美南(みなみ)さんは「彼女が信じる正義や愛に思うがまま生きる。その内面の美しさや精神道徳性の芯を見ていただきたい」と話す。

 八月二十八日まで。公演によって出演者は異なる。S席一万一千八百八十円、A席八千六百四十円など。問い合わせは、劇団四季予約センター=電(0120)489444=へ。 

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報