東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 首都圏 > 記事一覧 > 6月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【首都圏】

映像で知る未知の世界 茨城・世矢小で「南極教室」

南極にいる隊員に質問する子どもたち=茨城県常陸太田市で

写真

 子どもに南極について関心を持ってもらおうと、南極の昭和基地と衛星回線でリアルタイムでつないだ「南極教室」が五月三十日、茨城県常陸太田市立世矢小学校で開かれた。

 スクリーンを通じ、第五十九次南極地域観測隊の隊員が仕事や風景を紹介。一〜六年の児童約百四十人は、約一万四千キロ離れた未知の世界が映る画面を食い入るように見つめていた。

 南極教室の先生役の隊員・船木覚(さとる)さん(42)は水戸市在住で、日立製作所に勤務していた。現在は、国立極地研究所(東京都立川市)に所属し昨年十二月、隊員として南極に入った。現地では、基地全体の発電を点検し、風力発電機などのチェックを担当する。おいが世矢小にいる縁で、今回の教室が実現した。

 教室では約一時間、現地と通信。船木さんと同僚の隊員の杉山暢昌さん(39)は、氷点下一八度の屋外に出て基地の外の様子を紹介。水平線上だけが赤く、日没間際のような薄暗い空を映し「明日から(一日中太陽が昇らない)極夜に入る」と紹介した。

 このほか、氷点下二〇度で、ぬらしたTシャツを振り回して凍る様子や、南極にいる生き物たちの様子を見せた。

 六年の助川咲楽さん(12)は、映像に登場したペンギンがけんかしている様子や、空に浮かんだオーロラに感動したといい、「もっと南極を知りたいと思いました」と笑顔で話した。

 教室は極地研究所が主催。二〇〇四年に開始した取り組みで、今年は全国十三校で実施、世矢小は二校目だった。 (山下葉月)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報