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【首都圏】

1日1便、東京への足を 小笠原飛行場 森下村長に聞く

父島への飛行場建設を求める小笠原村の森下一男村長=東京都港区の小笠原村東京連絡事務所で

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 今月26日に米国から返還されて50周年を迎える小笠原諸島(東京都小笠原村)。都に飛行場の建設を要望している森下一男村長は、本紙のインタビューに応じた。これまで本土と結ぶジェット機や高速船の就航が3度検討され、環境などへの懸念から頓挫してきた。森下村長は建設する場合、「自然改変は少ない方がいい」と述べた。主なやりとりは次の通り。 (榊原智康)

 −洲崎地区に整備する現行案では滑走路が海に突き出し、環境や景観に影響する。

 村独自に専門家に入ってもらい、調査をしている。海洋への影響は大丈夫だろうと思う。法規制にのっとっているとはいえ、自然改変は少ない方がいい。景観にも配慮したい。

 −滑走路が海に突き出る場合、「埋め立て方式」か「桟橋方式」のどちらがいいか。

 海洋環境にとっては桟橋方式がいい。台風を考えると、埋め立てがいいか、桟橋がいいかは思案のしどころだ。

 −空路の利用イメージは。

 一日一便、東京に行ける足があればよく、定員は二十人でも三十人でもいい。船だと島から東京に行き、用事を済ますのに九泊十日かかる。この状況を改善したい。

父島の玄関口・二見港(右奥)と二見漁港(手前)。対岸の半島に位置する洲崎地区が飛行場候補地=本社機「おおたか二世」から

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 −採算性は。

 黒字は難しいと思う。ただ、小笠原諸島があることで排他的経済水域は三割広がっている。太平洋の最先端に位置する有人離島として頑張っているのが小笠原。都民や国民に理解を得るため、きちんと説明したい。

 −都が建設に踏み出す方向性を示した場合、その先のスケジュールは。

 (都の具体的な)成案がどれぐらいでまとめられるかにかかっている。ただ、こんな機材が開発されたら開設できる、みたいに夢のような話をいつまでも続けることはできない。方向性が出た後、三〜五年で着工できる運びになるといい。

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