東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 首都圏 > 記事一覧 > 6月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【首都圏】

宮沢賢治の交友たどる 来月1日まで都内で特別展

写真

 詩人で童話作家の宮沢賢治(一八九六〜一九三三年)と友人たちとの交流をテーマにした特別展「宮沢賢治−友情のかたち」が、東京都練馬区立石神井公園ふるさと文化館分室(石神井台一)で開かれている。賢治と関わった練馬ゆかりの文化人の業績も合わせて紹介している。

 賢治は三十七年という短い生涯の中で、盛岡高等農林学校時代に同人誌「アザリア」を創刊した仲間や音楽教師、作家ら多くの人と友情を育み、彼らとの交流は作品づくりに影響を与えた。特別展では、賢治が友人に宛てた手紙=写真=や直筆資料(いずれも複製)など、その一端がうかがえる資料を展示している。

 練馬に住むなどゆかりのある人としては、友人を介して賢治の詩を読んで衝撃を受け、文通をしていたという詩人の草野心平さん、賢治研究で知られる児童文学者の堀尾青史さん、詩人の原子朗さん(いずれも故人)の業績を紹介。賢治作品の多くは、死後に草野さんの尽力で世に出されている。

 担当者は「賢治は分け隔てなく人と接し、友人たちはみな、賢治と関わったことを宝物のように思っていた。展示を通していじめや差別とは対極に生きたことを伝えたい」と話す。

 十七日午後二時からは学芸員による展示解説がある。特別展は七月一日まで。いずれも無料。問い合わせは同分室=電03(5372)2572=へ。 (渡辺聖子)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報