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【首都圏】

<発掘された日本列島 新発見考古速報2018> (5)呰見大塚古墳

呰見大塚古墳出土の装飾付須恵器=福岡県教育委員会蔵

写真

 不可思議な幾何学文様やユーモラスな人びとの姿などの図像が描かれたり、鮮やかな彩色が施されたりした古墳を装飾古墳といいます。その数は全国で六百基を超えますが、実にその半数以上が福岡県南部や熊本県をはじめとする九州に集中します。そのため二〇一六(平成二十八)年の熊本地震では多くの古墳が被害を受け、現在も装飾が描かれた石室内部への立ち入りができない古墳があるなど、今後の保護に大きな課題を抱えています。本展では、そうした装飾古墳の世界と、保護の取り組みについて紹介します。

 福岡県みやこ町に所在する装飾古墳の呰見(あざみ)大塚古墳では、〇九年に行われた発掘調査により、当時の狩りの様子をほうふつとさせる、シカやイノシシをかたどった飾りが載る装飾付須恵器が出土しました。石室に描かれた不可思議な文様とともに躍動する動物の姿からは、古墳時代の人々がイメージして形作った世界を垣間見ることができます。(川畑純・文部科学技官)

◆来月22日まで 江戸東京博物館

 本展は7月22日まで、江戸東京博物館で開催中。月曜休館(ただし7月16日は開館し、翌17日は休館)。問い合わせは同博物館=電03(3626)9974=へ。

 

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