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【首都圏】

「浮世絵」川崎から発信 19年度 駅前ビルに常設展示施設

浮世絵展示施設のイメージ(川崎市提供)

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 川崎市が、JR川崎駅北口に直結するビル内に浮世絵の展示施設を設けることを明らかにした。早ければ二〇一九年度中にオープンする。二〇年の東京五輪・パラリンピックに向けて観光客の増加が見込まれる中、外国人にも関心が高い江戸時代の文化を紹介し、市の魅力を高めたい考えだ。  (大平樹)

 市によると、展示作品は市内の公益社団法人「川崎・砂子の里資料館」(斎藤文夫理事長)から無償で借りる。同法人が所有するコレクションは約三千点。菱川師宣(もろのぶ)や勝川春章(しゅんしょう)、喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川広重などの作品がある。日本で唯一、世界で数点という貴重なものも含まれ、国内外から貸し出しを依頼されることもあるという。

浮世絵展示施設が入る予定の川崎駅前タワー・リバーク=川崎市川崎区で

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 川崎ゆかりの作品も多く、市は「川崎駅前タワー・リバーク」三階に所有する「アートガーデンかわさき」内の約百五十平方メートルを使って展示施設を整備することにした。一度に約六十点を展示でき、浮世絵は強い照明を受け続けると退色したり、変色したりするため、一定期間で入れ替える。浮世絵ができるまでの工程を伝える資料の展示なども予定している。

 元参院議員の斎藤さん(89)は私財を投じて浮世絵を集めてきた。公益社団法人「川崎・砂子の里資料館」は、斎藤さんが自宅を改装して二〇〇一年に開館した同資料館(川崎区)が一六年に休館したことから、所有するコレクションの活用を市に申し出た。市は今年四月、展示施設の事業開始から二十年間は無償で作品を借りられる基本合意を同法人と結んでいた。

 

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