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【首都圏】

主役は子ども 野球で育つ 横浜の本間さん、ブログ「年中夢球」が本に

横浜スタジアムで夏の高校野球神奈川大会の開会式と開幕試合を観戦する本間一平さん=横浜市中区で

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 野球を通じて子どもたちの心を育てたい−。小学生から高校生までの球児の保護者や指導者に向け、「年中夢球」の名で書かれているブログが本になった。技術論ではなく、球児たちをどうサポートすればよいか、豊富な経験を元にしたアドバイスが盛りだくさんだ。 (中根英之)

 タイトルは「球育 親や指導者が主人公の野球をしていませんか」(日本写真企画、税込み千六百二十円)で、著者は横浜市泉区の塾講師、本間一平さん(49)。十六年前に小学一年生の長男が野球を始めたことをきっかけに少年野球の指導に関わるようになった。他チームの選手や保護者には「鬼コーチ」として有名で、神奈川県の強豪校メンバーや公立高の主将など、数多くの球児を教えてきた。二年前に始めたブログの読者は今や四万人を超え、人気の高まりとともに、講演会の依頼も増えてきた。

 本書では、あいさつや道具整頓の大切さをどう伝えるか、監督やコーチは「指摘者」ではなく「指導者」であるべきだ−など、子どもが主人公のチーム作りを強調。保護者には「他の選手とわが子を比べない」「練習準備など子どもにできることは任せる」などと助言している。また「初めての背番号に付いていた血の理由」「息子とキャッチボールがしたくて内緒で練習した父」など感動的なエピソードも紹介。巻末にはプロ野球ロッテの井口資仁監督との対談も掲載されている。

 現在、第百回を迎えた夏の高校野球が各地で盛り上がりをみせているが、一方で子どもたちの野球離れという大きな問題も突きつけられている。

 本間さんは「子どもたちには、自分で考えることにより野球の楽しさを追求してほしい。そのためにも周りの大人が『やらされる野球』を押しつけないでほしい」と語り、今後も子どもたちが野球を楽しめる環境づくりに取り組むつもりだ。

 

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