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【首都圏】

<首都圏 おもしろランキング>茶類消費額 関東高く、西日本は低額

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 夏本番を迎え、暑い日が続く。水分補給が欠かせないが、一番身近な飲み物といえば、お茶だろう。では、どの地域でお茶がよく飲まれているのだろうか。

 緑茶、紅茶などの茶葉と、ペットボトルなどに入った液体の茶飲料を合わせた「茶類消費額」(総務省家計調査)の上位ランキングは別表の通り。全国五十二都市のうちベスト3は静岡市、川崎市、水戸市で、以下、首都圏の都市がずらりとランクインしている。茶どころ静岡の1位は予想通りだが、北関東三市(水戸、前橋、宇都宮)と神奈川県の三市(横浜、川崎、相模原)は「なぜ?」。

 そこで、調べてみると、「緑茶」(静岡1位、横浜6位)、「紅茶」(横浜1位、東京都区部2位、川崎4位)、「茶飲料」(前橋1位、水戸2位、川崎3位、宇都宮4位)という内訳が判明。横浜、川崎では紅茶がよく飲まれ、北関東三市はペットボトルなどに入った茶飲料の消費が全国トップレベルという実態が明らかになった。

 明治期、横浜港からの輸出品は絹に次いでお茶が多かったといい、静岡のお茶を横浜で加工していた歴史もある。海外からは紅茶が入ってきた。首都圏での茶類消費額が全国的に上位にランクされているのは、茶が身近にあった歴史的土壌が影響しているのかもしれない。また、「茶飲料」の額が大きな割合(川崎市で約54%)を占めており、茶葉にお湯をそそぐより、ペットボトルで飲む生活習慣が定着していることをうかがわせる。

 ちなみに、神戸市(36位)、大阪市(39位)、広島市(41位)など、西日本エリアの都市は下位にあり、お茶の消費は「東高西低」の傾向にあるといえそうだ。

 また、「お〜いお茶」などで知られる伊藤園が作成したデータ、茶系飲料のエリア別購入比率(二〇一六年)によれば、一人当たりの購入額の全国平均を100とした場合、南関東122、北関東113に対して、近畿82、中国80、四国82などで、こちらも「東高西低」。伊藤園では、「関東を中心に東日本の購入額が多い傾向が見られる」としている。 (山岸利行)

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 世の中にあるさまざまなランキングのうち、首都圏に関わりあるものに焦点を当ててデータを読み解く新コーナー「首都圏 おもしろランキング」を始めます。読んで「へえ〜」「なるほど」と思っていただけるような話題を原則毎月第二、第四土曜に掲載します。

◆全国2位の川崎市「理由分からない」

 全国ベスト2の川崎市。川崎市シティプロモーション推進室では、「統計をとっている部署などで調べてみたが、はっきりした理由はわからない」と困惑気味。

 「ジャガイモの指標で1位だったこともあり、その理由もはっきりしない」とも。「サッカーの川崎フロンターレがバナナの販売促進に協力しており、バナナの購入額が上位ということならその理由はわかるが」というが、バナナの購入額は五十二都市中49位(二〇一五〜一七年の平均)だ。

 

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