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【首都圏】

岡山の復興をSNSで後押し 県の町村会アカウント 都内の竹原さんが発信

公式アカウントに投稿する写真について説明する竹原さん=東京都渋谷区で

写真

 会員制交流サイト(SNS)の力で地元・岡山の復興を後押ししたい−。西日本豪雨で大きな被害に遭った岡山県。県の町村会が七月末に開設したばかりの写真共有アプリ「インスタグラム」公式アカウントの運用を、東京都渋谷区のITベンチャー「アンドトリコ」が担う。社長の竹原大樹さん(25)が岡山県内各地で自ら撮影した写真を投稿する。竹原さんは「岡山の魅力を知ってもらい、少しでも活力を生みたい」と意気込む。 (牧野新)

 「今日はスローな街に行こう。こんな所に住みたいなって、そんな想像をしながら。」

 七月二十六日に初めて投稿した写真は障子が張られた昔ながらの旅館でインスタントカメラを構える男性をとらえた。日常の出来事に気の利いた一言を加える。今後、町村会に所属する県内十二町村の各三、四カ所を順次取り上げ、投稿する予定だ。

 西日本豪雨で六十人以上が死亡し、約四千棟の住宅が全壊した岡山県。十二町村でも死者・行方不明者がいる。

 今も豪雨の爪痕が色濃く残るが、竹原さんは「同情を狙う写真ではなく、足を運んでみたいと思わせる写真を使う」とこだわる。

 取り上げるのは、生花店や骨董(こっとう)品店など地域に根付いた場所。いずれも外観など施設が主役ではなく、その場を訪れるとどんな過ごし方をできるかを見せる。

 町村会は、西日本豪雨の前の今年四月、二十〜三十代に足を運んでもらおうと「若い世代の家族連れの休日」をテーマにインスタグラムの開設を決定。岡山市出身で、渋谷ヒカリエや紳士服ブランドのインスタグラム公式アカウントの運用実績がある竹原さんに依頼した。

 町村会の林秀和事務局次長(49)は「岡山に住んだことがない人だと魅力を伝えきれない。東京に住む竹原さんには外から見た岡山の魅力も伝えてほしい」と期待を寄せる。

 竹原さんは「災害で苦しむ地元に携われるのは光栄。すぐに観光に結び付かないかもしれないが、懸命に取り組みたい」と故郷に思いをはせた。

 町村会の公式アカウントは「okayama.pref」。問い合わせはアンドトリコ=電03(6876)2826=へ。

 

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