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【首都圏】

外来カミキリから樹木を守れ 宇都宮の県立博物館でパネル展

生態や被害状況について紹介する会場=宇都宮市で

写真

 栃木県立博物館(宇都宮市)は、国が特定外来生物に指定する昆虫「クビアカツヤカミキリ」を取り上げた展示を始めた。同県内では2年前に初めて確認されたことを受け、生態系や農業、観光資源などに被害を与える害虫へ、関心が高まることに期待している。10月8日まで。 (北浜修)

 会場は、同館エントランスホール(無料スペース)の一角にある。実物の標本や写真、生態や樹木などの被害状況を説明したパネルなどを展示している。

 中国大陸や朝鮮半島、ベトナム北部までの広大な地域が原産地で、体長二・五〜四センチ、胸部が赤いなどの基本的な情報のほか、樹皮の割れ目などに産卵し、幼虫が樹木の内部を侵食して成虫になるといった詳しい生態を紹介している。

 被害については、食い荒らされた樹木の写真パネルを展示。栃木県南部から群馬県東部、埼玉県北部にわたって被害が広がっていることを図示した。栃木県内では二〇一六年七月に足利市で初めて見つかり、一七年六月には佐野、足利両市で、モモやスモモへの被害が確認された。

 海外からの輸入木材やコンテナなどに紛れ込み、国内に入り込んだ可能性があるという。

 同館の栗原隆主任研究員は「展示を通して、外来種の害虫が栃木県にも現れたことを知っていただければ。見つけたときは各市町や県に知らせてほしい」と話している。

 

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