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【首都圏】

魅力いっぱい 三浦半島散策 山岳ライター樋口さん、著書でスポット紹介

「三浦半島は歩くたびに新たな発見がある」と語る樋口さん=横須賀市で

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 首都圏から日帰りできて、自然と歴史を一度に楽しめる場所−。昨年十一月に発売されたハイキングのガイドブック「鎌倉&三浦半島 山から海へ30コース」(東京新聞刊)の著者で山岳ライターの樋口一郎さん(58)=神奈川県横須賀市=は、三浦半島エリアをこう表現する。「半日あればその魅力を味わえる。体験してみてほしい」と願う。 (福田真悟)

 樋口さんは登山、ハイキング歴三十年以上のベテラン。大学時代は「乗り鉄」で、国鉄(現JR)の全線制覇を目標に全国を巡るうちに自然への興味が生まれた。本格的に登山を始めたのは就職後。「全線制覇したころ、同僚から日本百名山の存在を知らされた。登り始めたら、はまった」と振り返る。

 有名な山を登るだけでは飽き足らなくなり、登山道が整備されていない「やぶ山」にものめり込むようになった。「静かな穴場、渋い山が好みに合った」。コンパスと地図、培った勘を頼りに、南アルプスの奥地から離島の山まで、カメラを持ってさまざまな場所を探索してきた。

 そんな樋口さんが「歩くたびに新たな発見がある」と感じるのが、三浦半島の散策。海岸と山が連なり、登ると海の眺めがよく、鎌倉幕府の史跡や軍港、要塞(ようさい)の遺構も数多く残る。山林を縫うように住宅が並んでいるエリアもあり、「街を歩いていたと思ったらいつの間にか山に入っていた、という『どんでん返し』があるのも楽しい」と話す。

 そのユニークさを伝えようと、ガイドブックでは街中と山を横断するコースも紹介。変化に富んだ海岸線、尾根が複雑な山が多い地質学的な背景や歴史と地形との関係性など、地域をより深く理解するのに役立つ情報も盛り込んだ。

 都心に近い立地上、開発と自然保護のせめぎ合いは続いているという。「貴重な自然を守れば、観光資源になる。これからも魅力を伝えていきたい」と語った。 

 

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