東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 首都圏 > 記事一覧 > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【首都圏】

<ようこそ!バリアフリー温泉>ホテル天坊(群馬・伊香保) 三世代 家族旅行に最適

写真

 三百六十五段の石段と湯けむりが街の味わいである群馬県伊香保温泉−。

 「身体の不自由なお客さまの要望にお応えしたい」。そんなオーナーの考えで、バリアフリールームを作れる広さを確保するために、石段脇という中心部分から少し外れた広大な敷地に移転したのがホテル天坊です。

 それは一九六八(昭和四十三年)のことで、まだバリアフリーの宿はそれほどなく、とても珍しがられたそうです。大型温泉ホテルとして増改築を繰り返し、現在は総客室数が百八十三あります。

 玄関前の駐車場も広く、ロビー横にはキッズスペースがあり、子供たちの笑い声が聞こえてきます。その光景に優しいまなざしを向けるおじいちゃんや、おばあちゃん。プールやカラオケルームなど施設も充実し、三世代の家族旅行にぴったり。

 大型ホテルゆえに、フロントからバリアフリールームまで、そして食事処(どころ)やお風呂までも移動距離は長いです。けれど館内はフラットでエレベーターも六人乗りですので、家族一緒に車いすのまま移動ができます。和洋室のバリアフリールームは一般客室の二倍の広さ=写真(上)、いずれもホテル天坊提供=。ベッドが置かれた洋室と和室があり、和室も車いすのまま入ることができます。

写真

 温泉はバリアフリー対応の貸切風呂「からっ風」へ=同(下)=。家族で介助しやすいように脱衣所とトイレが広く、浴場も六人が入れる大きさです。もう一つの貸切風呂「かかあ天下」はバリアフリー対応ではありませんが、やはり六人が収容可能で三世代家族旅行に向いています。

 伊香保温泉は茶褐色の湯が特徴のねっとりとした「こがねの湯」源泉と、さっぱりとした無色の「しろがねの湯」源泉があります。ホテル天坊にも二種類の湯が引かれてあり、貸切風呂には「しろがねの湯」、大浴場に「こがねの湯」が注がれています。

写真

 大浴場には目隠しで遮られたシャワーブースを設置。「体に傷がある方も人目を気にせずに温泉を楽しんでいただけますように、二〇〇二年に設置しました」と説明を受けました。こちらも先進的な取り組みです。 (温泉エッセイスト・山崎まゆみ)

<ホテル天坊(伊香保温泉)> 群馬県渋川市伊香保町伊香保396−20 バリアフリールーム6室(2人1室利用2万円〜)食事は車いすのまま食事できる食事処で。食事のアレンジはアレルギー対応あり。きざみ食対応あり(要予約)。貸し出し備品は車いす、シャワーチェアー等多数。貸切風呂は2つ、50分使用3240円。電0279(72)4489

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報