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【首都圏】

韓国162市郡 ブロガー一人旅 川崎の小暮さんが今月にも全踏破

釜山市中区の国際市場の食堂で、知人らと写真を撮る小暮さん(後列左)=釜山で2016年撮影=小暮さん提供

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 地方で出会う人情に魅せられた川崎市の女性が、韓国の地方都市を1人で訪ね歩いている。10月には全国162ある市郡を全踏破する予定。旅の記録をブログに細かく記録、発表しており、最近では日本の旅行会社の依頼で韓国ツアーの企画を行うまでになっている。 (五味洋治)

 この人は、小暮真琴さん、韓国ファンの中では、「ブロガー・ビョンさん」の方が通りがいい。五十代の小暮さんが韓国に目覚めたのは二〇〇六年、韓国ドラマがきっかけだった。

 まもなく、ソウルから地方にバスで足を延ばすようになった。日本ではあまり知られていない素朴な田舎の風景や、人々の温かさに魅了された。日本統治時代の家屋を目の当たりにして、日韓の歴史を伝えていこうと思った。

 ブログを開設し、徐々に訪問する地域も広げて、アクセスや飲食店、観光スポットや、安心して宿泊できる宿などをきめ細かく紹介した。一日に数千人がアクセスする人気となった。

 この間、南西部の全羅北道(チョルラブクド)から、「国際交流諮問官」、韓国第三の都市、大邱(テグ)から「観光名誉広報委員」を委嘱され、日本人観光客誘致に一役買っている。

 旅行は基本的に一人。「タクシーを使って目的地まで行くのは誰でもできるから」(小暮さん)と、バスを乗り継いでいく。

 飲食店では地元の名産とともにお酒も飲んで、その地方の魅力を多角的に発信している。「食事していると、必ず声をかけてくれる人がいます。その触れあいがたまらない」

 昨年八月には、市役所での勤務を辞めて、旅行に専念。小暮さんの没入ぶりに家族も「やりたいことをやればいい」と全面協力してくれている。

 気がつくと、韓国国内でまだ訪ねていないのは、北部の江原道横城(フェンソン)郡一カ所だけ。全羅北道全州は八十三回、大邱は六十九回も訪問しており、韓国の新聞やテレビからも取材を受けた。

 全百六十二市郡の訪問を達成したら、「次は、一回しか訪ねておらず、気になる地方にまた行ってみたい」。小暮さんの旅は、まだまだ続く。

 

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