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【首都圏】

<しみん発>親子くつろげる「場」を イベント「エアグリーン」主宰・末吉理さん(38)

先月23日に開催された「Air Green」ではだしで遊ぶ子どもたち=川崎市麻生区で

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 川崎市麻生区の公園で年6回、子どもを遊ばせながら、子育て中の親たちが一息つけるイベント「Air Green(エア・グリーン)」が開かれている。主宰している市内在住の映像クリエーター末吉理さん(38)は、子育てで苦労した自身の経験から、こうした場を設けようと思い立ったという。イベントは親たちの間に定着してきた。 (安田栄治)

 三連休の真ん中の九月二十三日、好天に恵まれた川崎市麻生区の公園「新ゆりアートパークス」で、今年四回目のAir Greenが開かれた。

 芝生の広場にテントが並び、親向けの整体の店があれば、古着の子ども服を安く売るフリーマーケットも。広場では子どもたちがはしゃぎ回っている。子どもを自由に遊ばせておけるので、親たちは気兼ねなく物を売ったり買ったり。子育て話にも花が咲く。

 イベントは二〇一三年、五つほどの店で始めた。口コミなどで広がり、今では約二十店に。当初から参加し、整体を施術する介護予防運動指導員の三沢佑介さん(36)は「雰囲気が気に入り、子どもを連れて参加しています。子どもが誰の目も気にすることなく遊び回れるので、親も安心して日ごろのストレスを解消できる」と話した。

 末吉さんは娘が産まれた直後は外出もままならず、歩けるようになると今度は目を離せなくなった。あるとき、芝生で娘を思い切り遊ばせると、親子でリフレッシュできた。

 この体験から、子育てに疲れた親がくつろげる場を作りたかった。町づくりに携わるNPO法人に参加した経験もあり、子どもが自由に遊べ、親はフリーマーケットなどを開ける「街」を設けたいと考えた。

 適した場所を探していて、新ゆりアートパークスを見つけた。はだしで走り回れる、広い芝生が魅力だった。区と交渉して無料で使えることになった。イベントは、末吉さんの知人ら約十五人で運営。出店者から売り上げの一割を集めて運営費に充て、活動を紹介するカードを作るなどして輪を広げている。

 「たくさんの人を集めるのではなく、ここの空と芝が気に入った人が集まればいい。人が自然につながる場所だから」と末吉さん。イベントを通じて横のつながりが広がれば、災害時の情報交換やお互いの支援にも役立つと考えている。

<すえよし・おさむ> 川崎市出身。大学を卒業後、営業職の会社員に。その後、NPO法人「しんゆり・芸術のまちづくり」などを経て、現在はフリーの映像クリエーターとして、企業のCM動画を制作している。連絡はホームページ(Air Greenで検索)から。

 

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