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【首都圏】

<ようこそ!バリアフリー温泉>ホテル玉之湯(長野県・浅間温泉) トイレ、入浴ストレスなし

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 「バリアフリー温泉で家族旅行」(昭文社)を出版して以来、多くの読者が「行って良かった宿」を紹介してくださいます。中でも高評価だったのが、浅間温泉ホテル玉之湯でした。

 先日、車いすを利用して生活する友人と一緒に見学に行きました。友人は駐車場から車を降り、なんのストレスも感じることなくエントランスへ。フロントにはバリアフリー対応の宿というパンフレットが置かれてありました。

 女将(おかみ)の山崎圭子さんが笑顔で迎えてくれ、「救命救急を受け入れる大きな病院が地域に二つあるので、こうした取り組みを始めました。私の母が足腰が弱ってきた時、ちょっとした段差で転んでしまい、肩を骨折したのです。それで二〇〇〇(平成十二)年にバリアフリー対応のツインルームとトイレに改築しました」。

 その後、〇六年にはバリアフリー対応の貸切風呂も増設。「ご高齢のご夫婦がお泊まりになった時に、身体の大きなご主人を奥さまが入浴介助されるのを見て、リフト付きのお風呂を造ろうと思い、一四年に設置しました」

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 それが貸切展望風呂「はるの湯」=写真(上)。洗い場から湯船まで手動のリフトで入浴できるので、高齢の夫婦も助け合いながら自分のペースとタイミングで入浴が可能です。また貸切展望露天風呂「南天ノ湯」=同(中)=は五〜六人で入っても広々としたスペースにスロープが施され、湯船まで車いすのまま移動できる。山々が一望できる開放感あふれる絶景の露天風呂です。

 和室十畳とツインベッドルームがあるバリアフリー露天風呂付き和洋室にも、ゆとりのある大きな湯船=同(下)=があります。

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 同行した友人は「宿泊したわけではないけれど、見学中は緊張しなかった。トイレもお風呂も、なんのストレスもなく使えるなんて。今度、泊まりに来ます」とうれしそう。

 ここは館主が打つ蕎麦(そば)切りが名物で、手製の漬物も人気が高いです。

 ホテル玉之湯から善光寺(長野市)までは車で一時間強。諏訪大社(諏訪市)も近くにあります。初詣を兼ねた新春の旅行に最適です。 (温泉エッセイスト・山崎まゆみ)

<ホテル玉之湯(浅間温泉)> 長野県松本市浅間温泉1−28−16 バリアフリー対応客室は8室。バリアフリー露天風呂付き和洋室(2人1室利用1泊2食で2万5000円〜、3〜4人利用で2万円〜)、バリアフリー和室ツイン(2人1室利用1万5000円〜)ほか。食事は食事処(どころ)「料亭天ノ川」で。席まで段差なくテーブルと椅子を利用する。半個室有。刻み食等対応(要予約)。貸切風呂2カ所「はるの湯」「南天ノ湯」とも体の不自由な人は60分無料。電0263(46)0573

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