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【リトルシニア】

大宮、創部39年3度目挑戦でつかんだ初優勝

第43回リトルシニア日本選手権大会・決勝

創部39年目で初優勝を成し遂げた大宮シニア

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 第43回リトルシニア日本選手権大会の決勝が4日、神宮球場で行われ、大宮が江戸川中央を7−3で破り、創部39年、3度目の出場にして初優勝を成し遂げた。江戸川中央は6年ぶりの日本一はならずも堂々の準優勝に輝いた。最優秀選手賞は大宮のキャプテン・鶴見駿が、敢闘賞は江戸川中央のキャプテン後藤陸が受賞した。3位決定戦では新宿が東練馬を破り銅メダルを獲得した。 (瀬川ふみ子)

全員野球実った

喜びに沸く大宮ナイン=神宮球場で

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 大宮が全員野球でシニアの頂点に立った。入部当初から期待された代だったが、昨秋の関東大会では初戦敗退で今春の全国選抜大会に出られず。今夏も全国切符はつかんだものの、関東連盟からの第10代表。2回戦で夏春連覇をしている佐倉と激突し、大方が佐倉の勝利を予想した。だが、最終7回、延長8回と二度追いついてきた佐倉を延長9回タイブレークの末に破って大金星。その勢いに乗って、新潟西、新宿、江戸川中央を撃破し、初優勝を果たした。

 エース宮崎は初戦こそ完封したが、大会中にけがをしてしまい投げられなくなった。だが、嶋田、大木、菅野、池ノ上らの投手が踏ん張り、伴野の好リードもあって5試合を乗り切った。

 打線は1番を打つ2年生の舘がリード。伴野、鶴見、田村鴻、池ノ上と続く上位打線はいずれもチャンスに強く、ここぞの場面で快打を放った。

 富川純一監督が「この学年は“継続、徹底、意志”という3つを意識させ、強い打球を打つことと、正面のゴロをしっかりアウトにすることだけを徹底して継続して意志を持ってやらせてきた。それができた5試合。信じて実戦してくれたからこそできた優勝です」と目を細めれば、キャプテンの鶴見も「宮崎が投げられなくなったけど、アイツも最後まで笑顔でベンチにいてくれたし、みんなも3つのテーマを最後まで全員でやり抜けた。目標を達成できてうれしい」と笑顔をみせた。

キャプテンの鶴見を胴上げ!

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 表彰式後には、富川監督と鶴見キャプテンを胴上げ。富川監督は5日が47歳の誕生日。「いいプレゼントになりました」と笑顔で話した。

 創部39年、大宮シニアの歴史を変えた39期の選手たちは、全員で全員を褒めたたえつつも、「ちょっと余韻に浸ったら、今度は高校野球に向けて頑張っていきます」と気合を入れた。

 ▽決勝

大宮(関東連盟)

3100003|7

2000001|3

江戸川中央(関東連盟)

(大)大木、菅野−伴野

(江)菊地、大島−鈴木

本塁打泉(江)

《優勝戦士のコメント》

 ◇田村鴻人(最優秀選手賞)「全国制覇が目標だったのでかなえられてうれしい。エースが途中からいない中、投手も打線もつないでいけた。賞はチームたために打とうと思ってきた結果。高校ではみんなバラバラになるけど、一人ひとりが成長していければうれしい」

 ◇伴野司(ベストナイン)「開会式で他のチームの選手たちのガタイのよさをみて不安になったけど、2回戦で佐倉に勝って、みんなに自信とまとまりが出てきた。決勝は初回の3点が大きく、その3点をうまく使って守り勝てた。優勝は支えてくれた方々がいたからこそできたと思うので、これからもそのことに感謝して頑張っていきたい」

 ◇菅野日向磨(副主将で優勝投手)「副キャプテンとしての仕事はあまりできなかったけど、最後は相手の2、3、4番を三者連続三振に取ったりして仕事ができたかなと。優勝の瞬間は言葉で表せないぐらいうれしかった。残る大会ではシニア日本一の称号に恥じない戦いをしたいです」

【大宮、優勝戦士】

 宮崎颯、伴野司、池ノ上和貴、相馬俊輔、田村鴻人、森田智貴、村上哲正、山口泰洋、田村奎斗、鶴見駿、嶋田航、佐瀬翔太、菅野日向磨、舘祐作、安田直生、石川達矢、田口遥都、大木啓人、横山直哉、進藤瑠之介、正親昂弥、高橋賢人、益子宏斗、杉浦辰哉、大内智貴、石田光稀、島田旭、齊藤龍、渡辺大智

 ☆大宮、優勝への軌跡☆

  ◇1回戦〇1−0富山

 エース宮崎が富山打線を3安打完封! 3回裏に田村、池ノ上、宮崎の連打から取った1点を守り切って勝利。

  ◇2回戦〇7−5佐倉

 春の日本一チームとの対戦。2点を追う6回表に森田、伴野、田村鴻、池ノ上、菅野の5本のヒットで3点取って逆転。最終回に同点に追いつかれて延長戦へ。延長8回表に大内の適時打で1点取るが、裏に追いつかれて、延長9回タイブレークに突入。表の大宮は1番・舘の2点適時打、鶴見の適時打で3点。その裏の反撃を1点に抑えて勝利。死闘だった。

  ◇3回戦〇5−3新潟西

 1回に2点献上も、その裏、舘の二塁打から1点先制。2回には舘の犠飛、伴野の二塁打などで3点取って逆転。5回には伴野、田村、池ノ上の3安打で1点。その後、1点を返されるが、嶋田、菅野、池ノ上のリレーで逃げ切り勝ち。

  ◇準決勝〇5−0新宿

 3回裏、村上、森田、鶴見、田村鴻のヒットを集めて一挙5得点。投げては1回にアクシデントで降板した宮崎の後を受けた嶋田から大木とつなぐ完封リレー。

 ◇決勝〇7−3江戸川中央

 1回、舘の内野安打、池ノ上の適時打、村上のスクイズなどで3点先取。2回に2ランを浴びるも、2回には舘の三塁打、鶴見の適時打で1点追加。投手は大木〜菅野とつなぐ好投リレーを見せる中、7回表に舘、伴野の連続長打、鶴見、田村鴻の連打で大きな3点追加。最後は菅野が締めて勝利!

江戸川中央やり切った準V

“チーム史上一番ヤンチャな代”が大舞台で躍動

 08年の全国4位以来、日本選手権では優勝、4位、3位と結果を出し続けている江戸川中央。ことしも決勝の舞台まで駆け上がったが、6年ぶりの優勝はならず、準優勝になった。

準優勝に輝いた江戸川中央シニア

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 選手たちは試合後に号泣。大会では中学生チームとは思えない投手力、打力、機動力、守備力、体力や集中力を存分にみせたが、最後に敗れて、選手たちは涙でいっぱいになった。

 屋代剛一監督は「よくやったと思います。相手の大宮は強かった。試合に出ていた選手も、出ていなくとも今後、伸びそうな選手も、高校に向けてまた頑張っていってほしいですね」と泣きじゃくる選手たちに目をやった。

 後藤陸主将は「最後に負けて悔しいけど、やり切った準優勝。準々決勝の武蔵府中戦、我慢に我慢を重ねて延長で勝てたことが一番印象的。試合を重ねるたびチームが成長していくのを実感したので、できるならこのメンバーでもっと試合がしたい。今後はここで経験したことを高校で生かしていきたいです」と話した。

“江戸中史上一番ヤンチャな代”と言われたことしの江戸川中央。強さも存分にアピールして今季の戦いを終えた。高校での活躍に期待だ!

《準優勝戦士のコメント》

 ◇泉健太(2本塁打などでベストナイン)「最後勝てなかったけど、準優勝できて素直にうれしい。つらいときも支えてくれる仲間がいたこのチーム、ここで2年半やってきた経験を生かして高校でも頑張ります!」

 ◇鈴木和樹(5試合好リード)「目標の全国制覇に一つ届かなかったけど、最後まで一丸となって戦い抜けていい経験になりました。個人的にもピッチャーに自信を持って投げさせることができたと思う。この経験を高校でも生かしたいです」

 ◇菊地郁也(エースとして活躍)「今までの人生で一番悔しかった。もうこんな悔しい思いはしたくない。この悔しさを忘れず、努力していきたいと思います」

【江戸川中央、準V戦士】

 菊地郁也、鈴木和樹、泉健太、後藤陸、志賀昴也、赤川輝、寺田大地、矢代航大、宮澤遥輝、西村陸、井上凱仁、原武臣、若林暖、天野海人、沖元翔、深谷友輔、清水雄矢、大島光貴、伊藤大地、大塚優、笹岡丈二、佐々木蓮、坂上拳哉、杉浦功士、向島亨、新井泉、池田来夢、渡辺泰輝、川口慎吾、渡辺怜、関飛翔、坂上拳哉、鈴木颯人、小磯圭祐、福家大輝、清滝健介、佐々木皓基、横井文人

 ☆準優勝への戦い☆

◇1回戦〇7−4橿原磯城

 1回に赤川、泉の適時三塁打などで2点先取も2回に追いつかれる。3回裏、泉の江戸川区球場の場外ホームランで勝ち越し、4回にも鈴木の二塁打、矢代の2点適時打、後藤の適時三塁打などで3点追加。投げては菊地〜赤川とつなぎ、関西2位を撃破!

 ◇2回戦○10−3上田南

 1回に泉の二塁打、菊地、志賀、西村、赤川のヒットなどで一挙7得点。3回にも寺田、後藤、赤川のヒットに宮澤の2ランで3得点。投手は西村ら4投手の好投リレーで5回コールド勝ち。

◇3回戦〇2−0武蔵府中

 夏の関東王者と激突。エース菊地が快投をみせるも、武蔵府中の土田の前に打線も得点できず、緊迫の展開の末、0−0のまま延長戦へ。8回表、代打・清水のヒットを口火に1死2、3塁とし、宮澤の犠飛、泉の適時打で2点。8回裏は西村が締めて勝利。

 ◇準決勝〇9−2東練馬

 2回に西村の適時打で先制すると、3回には宮澤、泉、鈴木、矢代、西村、後藤と6安打を集めて一挙5点。その後も加点。投げては西村が東練馬打線を2点に抑える快投。6年ぶりの決勝進出!

  ◇決勝●3−7大宮

 1回表に3点を献上するも、その裏、4番・泉がレフトスタンドへ2ラン。だが、その後は得点できず逆手に点差を広げられる。5点を追う最終回、二塁打で出塁した菊地を三塁に進め、代打・天野の犠飛で1点を返すが反撃はそこまで。

 《表彰選手》

 ▽最優秀選手賞 鶴見駿(大宮)

 ▽敢闘賞 後藤陸(江戸川中央)

 ▽打撃賞 田村鴻人(大宮/打率6割0分0厘)

 ▽優秀選手賞 舘 祐作(大宮)菊地郁也(江戸川中央)杉本龍(新宿)

 ▽投 西村陸(江戸川中央/防御率0・064)

 ▽捕 伴野司(大宮)

 ▽一 泉健太(江)

 ▽二 森川翼(新宿)

 ▽三 田村鴻人(大)

 ▽遊 星裕太郎(東練馬)

 ▽外 鶴見駿(大)宮澤遥輝(江)丸山大賀(東)

 

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