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【リトルシニア】

静岡裾野シニア、7年ぶり全国制覇

第46回リトルシニア日本選手権大会

7年ぶり2度目の日本一になった静岡裾野シニア

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 第46回リトルシニア日本選手権大会(東京中日スポーツ後援)が1〜5日、神宮球場をメインに開催され、決勝では静岡裾野が山口東を破り7年ぶり2度目の優勝を決めた。最優秀選手賞には静岡裾野のエースで主将の木本圭一。その木本はU15侍ジャパンのメンバーとして準決勝途中からチームを離脱、それでも準決勝決勝と勝ちきり、栄冠を手にした。

投打の柱 木本主将離脱も

 静岡裾野が7年ぶり2度目の頂点に立った。昨秋の関東大会で優勝、春の全国選抜大会では準々決勝で神戸中央に敗れベスト8に終わったが、力は本物。

 今年初めには横浜高の元野球部長・小倉清一郎さんを招き、キャッチボールから、内野のフォーメーションや走塁技術などの指導を受け、それがどんどん身になった。投打の柱・木本を中心に、攻守で引っ張る1番・ショートの松下、冷静なキャッチャー勝間田らを筆頭に、下級生もメキメキ成長し、負けないチームになった。

 とくに今大会5試合で23盗塁した機動力、2死からでもビックイニングを作れる打力は圧巻。松川監督も「指導してくれたコーチたちに感謝しかありません。選手たちも、しっかりついてきて、よく結果を出してくれました」と目を潤ませた。

 キャプテンで投打の要、木本が侍ジャパンU−15に選ばれ、W杯出場のため、武蔵府中との準決勝、3回途中で離脱。だが、その背番号1をベンチに飾り、その試合を延長タイブレークでものにすると、翌日の決勝も2年生投手・山口の粘投、ゲームキャプテンを務めた松下の攻守にわたる活躍などで勝利をものにした。

 松下は「この大会で優勝するために本気で練習してきたので本当にうれしい。途中で木本がいなくなったが、みんなの強い気持ちで勝てたと思います」。勝間田は「1年のときから日本一を目標にやってきたので勝ててうれしいです!」。今大会は5人の投手をリードし、「一人一人のいいところを引きだすのは面白い。“間”を考えながら試合を進められたと思います」と、試合中には一切みせない笑顔で話した。

 小西は「木本の不在を、みんな気持ちでカバーできたところが優勝につながったと思う。個人的にも攻守で活躍できたので良かったです」と笑顔。決勝で好投するなど貢献した山口は「緊張したけど、内野のみんなが何度も声をかけてくれたので気楽に投げることができました。後半バテたけど、(勝間田)礼琉さんのリードを信じて腕を振っていこうと心がけました」と初々しい笑顔で振り返った。

 喜ぶ選手たちを見つめ「こんな田舎のチームが全国で2度も優勝できるなんて…」と松川監督。熱血指導者たちと野球が大好きな野球少年たちの熱き戦いに、スタンドから大きな拍手が送られていた。

 ▽決勝

山口東(関西)

0001012|4

140005x|10

静岡裾野(関西)

(山)前田、三奈木、平田、前田−山岡

(静)山口−勝間田

成果出せた3位

 江戸川中央

3位で大会を終えた江戸川中央シニア

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 この10年で7度のベスト4入りと、毎年安定した力を見せる江戸川中央。

 今大会も初戦で尼崎北に逆転勝ち、2回戦は岡本陸が東北楽天打線を3安打完封。神戸中央との3回戦は秋本が10安打されながらも4点に抑える粘投。4回に自ら逆転打を放つと、5回にも吉岡の安打から4点を奪って引き離し勝利した。

 しかし、山口東との準決勝では4回に早坂の犠飛、立花の2点適時打で3点を取ったが、相手打線のパワーに圧倒され8失点。3年ぶりの決勝進出はならなかった。

 キャプテンの石見は「優勝できず悔しい。でも、今までやってきたことが出せたという思いはあります」とキッパリ。攻守で活躍したショートの立花は「秋と春の大会では活躍できずチームに迷惑をかけたけど、今大会は自分としては良かったです。でも、絶対に優勝旗を取ってやろう、と臨みましたが、それができなくて悔しいです」。その悔しさは高校で晴らそう。

胸を張る3位!!

 武蔵府中

3位入賞の武蔵府中シニア

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 武蔵府中は初戦から激闘。北摂との1回戦はタイブレークにもつれ、1点を追う10回裏、押し出し死球で追いついた後、尾瀬のサヨナラ打で決した。

 2回戦の取手戦では、2点を追う4回表、3番・酒寄からの6連打で4得点し逆転。投げては2年生の安藤が4安打2失点で完投。続く3回戦は、夏の関東大会代表決定戦でも当たった静岡蒲原と再戦。1点を争う激闘となったが、6回裏に四死球と敵失などで4得点して逆転、ベスト4入りを決めた。

 準決勝の静岡裾野戦では2点を追う1回裏、岩田の三塁打など、いきなりの4連打などで4得点し逆転。その後、再逆転されながらも追いつく粘りを見せたが、延長タイブレークの末、敗れて3位となった。

 キャプテンの伊藤は「悔しいです。最後は、体力、集中力の差が出てしまった」。酒寄は「一人一人の意識が変わって勝てるチームになってきました。2年生の力も大きかったと思います…」 春には西東京大会でコールド負けをしてしまうほどのチームが、夏は関東ベスト4、そして全国大会では3位まできた。立派な成績に胸を張ろう!

健闘のベスト8

東練馬&静岡蒲原

 東練馬は初戦で和歌山に6−1で快勝すると、2回戦の橿原磯城戦では2−2の同点で迎えた4回裏、杉本の勝ち越し3ランなどで一挙5得点。この試合も、加藤〜利倉〜吉川とつないで相手打線を3点に抑えて勝利。ベスト8入りを決めた。

 だが準々決勝の静岡裾野戦では初回に関の適時三塁打、長堀の適時打で3点先取。3回にも宮原の適時二塁打で1点を加えたが、小刻みに得点され7−4で敗戦。準決勝進出はならなかった。

 キャプテンの関は「打力、投手力、走力、すべてが相手より劣っていたのかも。ベンチに入れなかった仲間の気持ちも背負っていたんですが…」と肩を落とした。

 静岡蒲原は、初戦の余市戦で、岩間が3安打2失点で完投勝利。2回戦では吉田、佐野の三塁打など長打攻勢で盛岡東に9−1と大勝。だが準々決勝では、遠藤が3ランを含む3安打と気を吐き一時は3点リードをしたが、武蔵府中に悔しい逆転負けを喫した。

その他の関東勢

 ▽八王子 初戦の宮城戦では佐々木の2点適時三塁打などで大量11得点して6回コールド勝ちしたが、2回戦では山口東にサヨナラ負け。初回に竹本の適時打などで2点を先制したが、裏に追いつかれ、2回から6回までは初谷投手が山口東打線を封じたが、最終回に1点を与えて力尽きた。

 ▽大宮 初戦の新津五泉村松戦では1点を追う最終回、3番・古海の適時三塁打で同点とし、4番・服部がサヨナラ打。だが2回戦では神戸中央に逆転負け。3年ぶりの日本一への道は閉ざされた。

 ▽取手 初戦の福井永平寺戦、先発の矢野が好投し、0−0のまま延長タイブレークに突入。押し出しと椎名の適時打で2得点。矢野の後を受けた成井颯もゼロに抑え完封リレーで初戦突破を果たした。だが2回戦では武蔵府中に逆転負け。2回裏に古宮、富岡の連打後、橿渕がしっかり送り、入江の犠飛で1点先制。成井の適時打でもう1点。だが、追加点が取れず敗退した。

 ▽前年度準優勝・佐倉 初戦で関西の雄・神戸中央と対戦し、中盤以降に6失点。1番・小林の適時三塁打で2点を返したが2−6で敗れ、連覇の夢はついえた。

 ▽瑞穂 20年ぶりに夏の全国に戻ってきたが、初戦で東北楽天に2−9で敗戦。3回に小林の二塁打、高野のヒット、石塚の適時打で2点を取ったが6回コールドの悔しい敗戦を喫した。

 ▽調布 初戦で橿原磯城と対戦、初回に清宮の適時打などで2点先制。2回にも小寺の三塁打、阿部の適時打で3点目。好スタートを切ったが、その後、逆転を許し初戦敗退を喫した。

 ▽新宿 初戦で新潟に1−5で敗戦。5回表に宮崎、三澤の連続二塁打で取った1点にとどまり悔しい負けとなった。

 ▽1回戦

八王子11−2宮城

山口東3−1愛知豊橋

京都8−1札幌真駒内

大分南4−2上田南

武蔵府中8−7北摂

盛岡東3−0徳島中央

静岡蒲原4−2余市

東練馬6−1和歌山

橿原磯城8−3調布

神戸中央6−2佐倉

大宮3−2新津五泉村松

東北楽天9−2瑞穂

取手2−0福井永平寺

新潟5−1新宿

静岡裾野7−0大分

江戸川中央4−2尼崎北

 ▽2回戦

山口東3−2八王子

静岡裾野4−0新潟

武蔵府中4−2取手

京都5−3大分南

静岡蒲原9−1盛岡東

東練馬7−3橿原磯城

神戸中央7−4大宮

江戸川中央4−0東北楽天

 ▽準々決勝

山口東8−1京都

江戸川中央7−4神戸中央

武蔵府中8−6静岡蒲原

静岡裾野7−4東練馬

 ▽準決勝

静岡裾野11−5武蔵府中

山口東8−3江戸川中央

 

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