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【社会】

「北朝鮮の脅威からの軍事強化は戦争の危険性を高めるだけ」 武器輸出反対で集会

多くの人が訪れた武器輸出反対ネットワークの発足集会=7日、東京都北区で

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 「メード・イン・ジャパンの武器はいらない」として、政府の進める武器輸出策に抗議する市民団体「武器輸出反対ネットワーク(NAJAT)」が七日、発足後初の集会を東京都北区で開いた。杉原浩司代表は「人をあやめる武器の輸出は戦争への加担で、容認できない。市民が協力して武器輸出に対抗する必要がある」と約二百二十人の参加者に訴えた。

 杉原氏は集会後の取材で、北朝鮮のミサイル発射に言及。「北朝鮮の脅威から軍事強化をしようという発想になるが、それは戦争の危険性を高めるだけだ」と、日本国内での冷静な対応を呼び掛けた。

 講演した元経済産業省官僚の古賀茂明氏は、フランスでは中東やアフリカの紛争によって主力戦闘機が爆発的に売れ国営放送が雇用増に喜ぶ軍事企業の従業員の声をニュースで伝えていたと紹介した。

 古賀氏は「武器輸出は武器産業をもうけさせるだけでなく、そこで働く労働者やその家族が武器を売ることを望むようにさせる。武器輸出に平和な世界は必要ない。知らず知らず金のために戦争を国民が容認すれば、戦争への歯止めは失われていく」と話した。宇宙物理学者で名古屋大学の池内了(さとる)名誉教授も講演した。

 NAJATはほかの市民団体とも連携し、政府や企業への抗議活動などを行っていく予定。

 

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