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【社会】

宮崎議員辞職 男性育休への影響困る イクメン支援団体「議論切り離して」

記者会見で、謝罪する自民党の宮崎謙介衆院議員=12日午前10時48分、東京・永田町の衆院第2議員会館で

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 「育休宣言」で注目を集めた自民党の宮崎謙介衆院議員(35)=京都3区=が、女性問題を理由に議員辞職する。宮崎議員も交えて先月、男性の育休取得の意義を考えようと開かれたフォーラムの関係者からは十二日、「自覚が足りない行動で残念だ」「育休の議論は、切り離して進めていくべきだ」などの声が上がった。 (小林由比)

 フォーラムは先月十八日、父親の育児を支援するNPO法人ファザーリング・ジャパン(FJ)が東京都内で開催。宮崎議員の話題で「男性育休」への注目が高まることで、一般の会社などでも男性の育休取得を進める機運を高めるのが狙いだった。党内からも批判を受ける中、神妙な面持ちで参加した宮崎議員に、登壇者らは「第一歩を」「めげずに取得を」と口々にエールを送っていた。

 その一人で、NPO法人マタハラネット代表の小酒部さやかさん(38)は、「絶句だ。議論を喚起する立場への覚悟が足りなかったのでは」とため息。だが、「女性の活躍のためにはすべての人の働きやすさが必要で、男性の育休が大事なことに変わりはない。今回の件と育休の議論は切り離して考えるべきだ。国会でも、次は問題の本質をとらえた“本物”が出て来てほしい」と話した。

 「今は、男性の育休取得のハードルがまだ高い中、それぞれが勇気と責任を持って踏み出している時期。今回の騒動で、職場で嫌がらせが増えないか心配だ」と話すのは、自治体の首長として初の育休を取得した東京都文京区の成沢広修区長(50)。「それでも踏み出した人たちはくじけずに、努力していかなくては」と力を込めた。

 FJの安藤哲也代表理事(53)の元には、週刊誌報道の後、宮崎議員から「今回のことは申しわけありませんでした」とする謝罪のメールが送られてきたという。

 安藤代表理事は「残念だが、男性育休取得を進めることは国が政策として決めており、自治体や企業も進めている。流れは止められない。男性への育休割当制度の創設も働き掛けていきたい」と前を向いた。

◆別の女性とも不倫「恥ずかしい限り」 

 女性タレントとの不倫報道を受け議員辞職を表明した宮崎謙介衆院議員は記者会見で、妻である金子恵美衆院議員と昨年結婚した後、報道があった女性以外とも関係があったことを認めた。

 宮崎議員は別の女性との不倫について「関係があったことは否定しない。恥ずかしい限りだが、いろいろな人を傷つけてきたことはあった」と述べた。具体的な名前などは明かさなかった。

 報道の女性と京都市内の自宅で一泊したことに関連し、京都には宮崎議員から誘ったことも明らかにした。「未熟な人間としての欲が勝ってしまった。お互いが黙っていれば大丈夫だと考えた」と釈明した。

 妻との離婚については「できればこれからも一緒に生活していきたいと思っているがそんな虫のいい話はないだろうとも思っている」と述べた。

◆「うらやましい人いるのでは」自民・溝手氏 発言後撤回

 自民党の溝手顕正参院議員会長は十二日、女性タレントとの不倫を週刊誌に報じられ、議員辞職を表明した宮崎謙介衆院議員について「うらやましい人がいるのではないか」と官邸で記者団に述べた。発言直後に「冗談だ。われわれには想像できない世界だ」と強調した。

 宮崎議員の辞職表明に関しては「仕方ない。理解を超えた世界だ」と話した。

 

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