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【社会】

ゆるキャラ 勝手に「武装」 陸自・座間駐屯地 市に無断で

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 陸上自衛隊座間駐屯地(神奈川県)が、同県座間市のマスコットキャラクターに銃を持たせて改変したイラストを無断で使っていたことが、駐屯地と市への取材で分かった。市から「正式な手続きを経ていない」と指摘があり、駐屯地は二十六日、使用の取りやめを決めた。「イラストを作った企画会社が許可を申請済みと思っていた」と釈明している。キャラクターは、市の花ヒマワリをイメージした「ざまりん」。

 駐屯地などによると、封筒のイラストのデザインは、広報担当などを担う司令業務室が、ざまりんのイラストレーターが所属する企画会社と意見交換しながら作成。以前からある迷彩服を着た絵柄に、新たに銃を持たせたものを作り、市の承認を得ないまま大小二種類の封筒計千五百枚に印刷した。今月から、見学者向けの配布資料を入れたり、活動協力者へ文書を郵送したりする際に使っていた。

 ざまりんを改変して使う際は市に申請して承認を得る必要がある。同室は「問題との認識は持っていなかったが、市民感情などを考慮した」と使用中止の理由を説明。未使用分は内部で使うことなどを検討している。神奈川平和運動センターの金子豊貴男(ときお)副代表(66)は「安全保障関連法の議論を通して平和を求める市民感情が高まりを見せている中、キャラクターに武装させる発想は市民が理解しないはずだ」と話している。

 ざまりんは昨年十一月の「ゆるキャラグランプリ」で、千七百二十七候補中二十六位の人気だった。

 

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