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【社会】

高浜4号機の原子炉停止 送電線側から過電流

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 関西電力高浜原発4号機(福井県)の原子炉が緊急停止した問題を受け、関電は一日、再稼働のために上昇させた一次冷却系の温度と圧力を下げ、原子炉を冷温停止させる作業を始めた。原子炉を再び起動させるには一定の時間を要する上、必要な検査を受けなければならないことから、営業運転は当初予定の三月下旬から四月以降にずれ込む公算が大きくなった。

 関電によると、発送電を開始した瞬間、送電線側から想定を超える電流が流れたことが判明。変圧器付近の検知器が反応し、緊急停止したという。

 関電は原因と対策を原子力規制委員会に報告するまで再稼働はしない方針を表明しており、規制委も一日「再発防止策を了承するまで(関電が)再稼働させるのは難しい」との見方を示した。

 4号機は二日午前には冷温停止する見通し。全制御棒を原子炉に入れ、核分裂反応を抑え、冷却水を九三度以下の安定状態にする。

 トラブルを公表する基準としてはレベル0〜4の五段階あり、関電は今回、原子炉停止という最も深刻な「レベル4」と判断。原子炉等規制法に基づき、規制委に状況を説明した。規制委は今後、週一度開いている定例会合で、関電の対策が適切かどうか判断する。

 営業運転は、現在の試運転状態から、規制委の最終検査を終え本格的な運転に入る状態を指す。

 4号機は二月二十九日午後二時ごろ、発電と送電を始めた際、発電機と変圧器の故障を知らせる警報が鳴った。発電機が緊急停止し、これに連動して制御棒が炉心に挿入された。放射性物質の漏えいなどはなかった。

 

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