東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

盲導犬や白杖の人いたら声掛けて メトロ死亡事故で障害者団体

 東京都港区の東京メトロ銀座線青山一丁目駅で十五日、盲導犬を連れた会社員品田直人さん(55)=世田谷区=がホームから線路上に転落し、電車にひかれて死亡した事故で、視覚障害者の関連団体からは「盲導犬や白杖(はくじょう)を持った人がいたら、積極的に声を掛けてほしい」との声が上がっている。

 赤坂署によると、品田さんには視覚障害があった。事故当時はお盆時期で、ホーム上に人影はまばら。駅のカメラにはホームの端付近を盲導犬を連れて歩き、徐々に線路方向にずれて行く品田さんの姿が映っているが、周囲の人が注意を払う様子は確認できなかったという。

 盲導犬を育成する公益財団法人アイメイト協会(練馬区)は「視覚障害者は周りの状況が分かりにくい。危険と感じたら『ストップ』や『危ない』と大きな声で知らせてほしい」と強調する。駅係員は「白線の内側に下がってください」と呼び掛けていたというが、同協会は「視覚障害者はどこが白線か分からない」と訴える。

 一方、ホームには点字ブロックがあったが、一部が支柱と重なっていた。東京メトロはこの点字ブロックは、端に近寄らないよう警告するために設置されており、上を視覚障害者が歩くことを想定していないという。都盲人福祉協会(新宿区)の笹川吉彦会長は「障害物を避けるように点字ブロックを敷設している駅もある。もう少し配慮があってもいいのでは」と話している。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】

PR情報



ピックアップ
Recommended by