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【社会】

義父が精子提供 赤ちゃん173人誕生 長野・諏訪クリニック、過去20年

 長野県の諏訪マタニティークリニック(根津八紘院長)は十七日、過去二十年間に夫の実父(妻の義父)から精子提供を受けて体外受精した百十四組の夫婦から計百七十三人の子どもが生まれたと発表した。

 いずれも夫が精子を持たない無精子症のケース。こうした夫婦は増える傾向にあり、最近二年半の出生ペースはそれ以前の一・五倍に伸びた。同クリニックは「世の中で無精子症の認知度が高まったためではないか」とみている。

 日本産科婦人科学会は夫婦間の体外受精と、匿名の第三者からの精子提供による非配偶者間人工授精(AID)を認めているが、それ以外には言及していない。夫の実父による精子提供が増えている背景には、血縁関係が明確で家族の了解を比較的得やすい点がありそうだ。

 同クリニックは一九九六年十一月から今年七月末までに、百六十組の夫婦に対して夫の父の精子と妻の卵子を体外で受精させて子宮に移した。妊娠が確認された百四十二組のうち百十四組が出産。双子や複数回の提供例が含まれるため、生まれた子どもは百七十三人になった。夫の父は五十代から七十代。子どもに異常が多いとのデータはないという。

 十七日の信州産婦人科連合会学術講演会で発表した。

 

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