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【社会】

ソフト不正使用疑惑 将棋連盟 調査委設置へ

 将棋の三浦弘行九段(42)が対局中に将棋ソフトを不正使用した疑いを持たれている問題で、日本将棋連盟の島朗(あきら)常務理事(53)は二十一日、来週にも弁護士を中心とした調査委員会を設置することを明らかにした。連盟は既に三浦九段からパソコンの提出を受けており、解析を行う方針。未提出のスマートフォンは「書面で提出を求める」としている。 (樋口薫)

 一方、疑惑を否定している三浦九段は、弁護士を通じて書面を公表。スマホとパソコンについて「信頼の置ける調査会社等に提出し、過去にインストール及びアンインストールされたソフトの内容や、電源のオンオフの日時などの解析を行ってもらおうと考えています」としている。調査会社は連盟とともに選定し、必要なら家族の電子機器も調査対象に加えたい、との意向も示している。

 また、連盟の谷川浩司会長(54)が同日、報道陣に経緯を説明した。「何年も前から厳しい規定を作った方がいいという意見はあったが、棋士がそんなことをするわけがないという思いがあった」と語り、不正対策が十分講じられていなかったことについて「反省しており、批判を受けなければいけない」と述べた。

 谷川会長によると、三浦九段が対局中、不自然な離席を繰り返しているという指摘が七月下旬にあったことから、八月上旬、全棋士に不必要な離席を避けるよう求める文書を送った。八〜九月の竜王戦挑戦者決定三番勝負では、三浦九段が頻繁に離席する状況を理事らが確認していたという。

 この日は棋士への説明会もあり、羽生善治王位(46)や佐藤天彦(あまひこ)名人(28)をはじめ約百四十人が出席。島常務によると、今後について「徹底的に調査するべきだ」「泥仕合は良くない」などと棋士の間で意見が分かれたという。

 連盟によると、三浦九段は今月十一日、離席について説明を求められた際、「休場したい」と複数回発言。期限までに休場届が出されなかったため、十二日付で今年末までの出場停止処分を下した。

 

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