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【社会】

学習到達度の国際調査 日本「読解力」は8位に後退

 経済協力開発機構(OECD)は六日、十五歳を対象に二〇一五年に実施した国際的な学習到達度調査(PISA)の結果を公表した。調査は三分野で、日本は「読解力」が四位から八位に下がったものの、「科学的応用力」が前回一二年の四位から二位に、「数学的応用力」は七位から五位に、いずれも上昇した。文部科学省は、全体的な学力の改善傾向は続いているとみている。

 〇三年に日本の順位が急落した「PISAショック」を受け、同省は学習指導要領を改定して教える内容を増やし、全国学力テストを実施するなど「脱ゆとり」施策を推進。「学力回復傾向は、これらの成果」としている。

 調査は義務教育で学んだ知識や技能を実生活で活用する力をみる。二〇〇〇年から三年ごとに実施し、日本では高校一年生が対象。六回目の今回は、OECD加盟国と非加盟国計七十二カ国・地域の五十四万人が参加した。日本の得点は科学的応用力が前回比九点減の五百三十八点、数学的応用力は四点減の五百三十二点、読解力は二十二点減の五百十六点。

 従来は印刷した問題冊子を使った筆記だったが、今回はコンピューター画面を使って出題・解答する形式に変わり、読解力では画面を切り替えないと読み進めない問題もあった。文科省は読解力順位の低下について「読み取りに手間取った可能性がある」と形式の変更も一因と指摘。一方、活字離れで読み取りの力が落ちている実態もあるとみて、国語教育での語彙(ごい)力の強化なども打ち出した。

 

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