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【社会】

仮設にいまだ3万9000人 東日本大震災 6度目の年越し

 東日本大震災の被災地は三十一日、発生から六度目の大みそかを迎えた。津波で甚大な被害が出た宮城県南三陸町の仮設商店街が本格再建に向けて閉鎖。新居で新年を迎える被災者がいる一方、岩手、宮城、福島三県では、プレハブの仮設住宅にいまだ約三万九千人(二〇一六年十一月末時点)が暮らしている。

 一二年二月にオープンした「南三陸さんさん商店街」。三月開業の商業施設に移転するため、この日は仮設商店街として最後の営業日となった。閉鎖に伴うイベントで、店主らは「数え切れない出会いに元気づけられた」と感謝の言葉を述べ、「町民に愛され、観光客に楽しんでもらえる新たな魅力をつくり出したい」と誓った。

 栃木県鹿沼市の会社員高村智一さん(38)は正月用に鮮魚店で生カキとタコを購入した。「被災地での買い物も復興につながる」と二十回以上商店街を訪れた。「各店が新たな一歩を踏み出し、どのようになるのか楽しみだ。今後も通いたい」

 東京電力福島第一原発事故でかつて全町避難だった福島県楢葉町の松本次男さん(76)は、震災後初めて町内で年越し。津波で自宅が全壊し、同県いわき市に避難したが、一六年九月に町内の災害公営住宅に入居した。六年ぶりに正月飾りを玄関に掛け「お盆に孫たちが集まるのが今から待ち遠しい」と話した。

 

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