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【社会】

高野病院に常勤医 2・3月限定で都内の外科医が志願

中山祐次郎医師

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 東京電力福島第一原発の事故後も福島県広野町で診療を続けている高野病院で二、三月の二カ月間、東京都立駒込病院の外科医中山祐次郎さん(36)が常勤医を務めることが決まった。病院は高野英男院長(81)が昨年末に亡くなり常勤医が不在。中山さんは四月から郡山市の病院勤務が決まっており、それまでの間、常勤医兼院長を務める。

 鹿児島大医学部を卒業後、駒込病院で勤務する中山さんは、いわき市の知人の医師から、二月以降、高野病院の運営が厳しいことを聞いた。「自分に何かできれば」という思いで、今月六日に「高野病院を支援する会」のホームページにメール。八日に高野院長の次女の己保(みお)理事長(49)と高野病院で会い、引き受けた。

 病院の様子を見た中山さんは「約百人の患者がいて常勤医がいないのはかなり厳しい」と感じた。来院した人たちと話して「高野院長がいかにすごい人だったか、地域にとってどれだけ大切な病院だったかを実感した」と話している。

 病院は医療法で常勤医を置くことが義務付けられている。さらに精神科のある高野病院は精神科の指定医も必要で、病院存続はまだ楽観できない。己保理事長は「大変ありがたい。中山先生は若いが、しっかり自分の道を歩いてきた方と感じた。四月からの態勢については、しっかり対応できるようにしていきたい」と話した。

 

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