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【社会】

将棋の加藤九段が最年長対局 77歳11日、公式戦記録を更新

史上最年長での対局に臨んだ加藤一二三・九段=東京都渋谷区の将棋会館で

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 将棋の加藤一二三(ひふみ)・九段(77)が十二日、東京都渋谷区の将棋会館で石田直裕(なおひろ)四段(28)との順位戦C級2組の対局に臨み、公式戦出場の最年長記録を七十七歳十一日に更新した。

 これまでの記録は、日本将棋連盟会長を務めた故丸田祐三・九段の七十六歳十一カ月で、加藤九段は昨年十二月の藤井聡太四段(14)との対局でタイに並んでいた。

 加藤九段は対局開始の約二十分前に対局場に現れた。ブルーのネクタイを長く締め、将棋盤の位置や駒台の向きを念入りに確認。定刻の十時、気迫を込めた表情で初手を指し、得意とする矢倉戦法に進めた。

 加藤九段は一九五四年、史上最年少(当時)の十四歳七カ月でプロ入り。名人、王位などタイトル八期を獲得した。近年は「ひふみん」の愛称で、テレビのバラエティー番組などにも出演。昨年十二月の藤井四段との対局は「六十二歳差対決」として話題となった。

 将棋界では、六十歳以上の棋士が順位戦C級2組からフリークラスに陥落した場合は原則引退となる。引退制度のない囲碁界では杉内雅男九段(96)が現役最年長。 (樋口薫)

◆大変幸せで感激

<加藤一二三・九段の話> プロデビューして六十二年余り。情熱を失わず、一度の不戦敗もなく、二千五百局近い対局を全力で戦い、現役最高齢記録を更新できたのは大変幸せで、感激しています。

 

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