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【社会】

盲導犬男性が転落、死亡 JR蕨駅 ホームドアなし

盲導犬を連れた男性が転落したJR蕨駅のホーム=14日午後1時54分、埼玉県蕨市で(淡路久喜撮影)

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 十四日午前七時十分ごろ、埼玉県蕨(わらび)市のJR京浜東北線蕨駅で、盲導犬を連れた視覚障害のある男性がホームから足を踏み外して線路に転落、大宮発大船行きの普通列車にはねられた。男性は病院に搬送されたが、約五時間後に死亡が確認された。

 蕨署やJR東日本によると、死亡したのは同県川口市のマッサージ師の男性(63)。蕨駅はホームに点字ブロックはあるが、ホームドアは設置されていない。駅員は平日朝のラッシュ時に限定して配置しており、事故当時はいなかった。

 ホームの幅は約十メートルあったが、転落現場は階段の壁からホームの端までは約二メートルと狭くなっていた。

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 列車の車載カメラなどの映像では、男性は白杖(はくじょう)を持たずに点字ブロックの線路側におり、右足を踏み出して転落。運転士が非常ブレーキをかけたが間に合わなかった。盲導犬は転落現場近くにいるところを保護された。この事故で上下線の一部区間で六本が運休、十二本が最大三十五分遅れ、一万五千人に影響が出た。

 昨年八月に東京メトロ銀座線青山一丁目駅で、盲導犬を連れた男性がホームから転落し、電車にはねられ死亡するなど、視覚障害者のホーム転落事故が相次いでいる。鉄道各社と国土交通省は昨年十二月、一日の利用者が十万人以上の駅には原則、二〇二〇年度末までにホームドアを設置することなどを決めた。JR東によると、蕨駅は利用者は約十二万人で、同年度末までにホームドアを整備する方針だった。

 

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