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【社会】

ヘルプマークが「JIS」に 五輪に向け普及に弾み

外見では障害がわかりづらい人向けの「ヘルプマーク」。かばんなどにつけて支援が必要なことを知らせる

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 外見からは障害があると分かりにくい人が周囲に援助を求めやすいよう東京都が作った「ヘルプマーク」が、七月にも日本工業規格(JIS)に加わる見通しになった。二〇二〇年東京五輪・パラリンピックに向け、国内の統一マークとして普及に弾みがつきそうだ。

 三十一日の経済産業省の有識者委員会で、JIS改正案に盛り込むことが決まった。今春開かれる国の審議会やパブリックコメントの手続きを経て正式決定され、早ければ七月にJISに加えられる。

 ヘルプマークは義足を利用する人や内臓の機能障害がある人らが必要な援助を得やすくなるよう、一二年十月に都が作った。車両の優先席付近に説明を掲示し、マークをかたどった赤い樹脂製のひも付きカードを都営地下鉄やバスの営業所で無料で配布し、昨年末までに十六万人が受け取った。

 都は作製のためのガイドラインを公開し、全国に利用を呼びかけてきた。これまで京都や徳島など五府県が導入し、年度内に神奈川でも配布が始まる予定。

 ヘルプマークは一二年、自身も中途障害者で右脚に人工股関節を入れる山加朱美都議(63)=自民=が都議会で提案し、生まれた。

 山加都議も階段の上り下りに時間がかかるなど移動時に困ることが多く、人混みに出る時などにヘルプマークを着けている。今回の決定に、「マークとともに、困った人に手を差し伸べる思いやりの輪が広がってほしい」と喜んだ。

 

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