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【社会】

男児ポルノ画像10万点 神奈川県警など6容疑者逮捕

 神奈川など七県警が会員制交流サイト(SNS)を利用した男児ポルノ愛好者の二グループを摘発し、強制わいせつや児童買春・ポルノ禁止法違反(提供目的製造)などの疑いで二十〜六十六歳の男六人を逮捕、追送検していたことが分かった。神奈川県警が九日、明らかにした。

 神奈川県警によると、このうち一グループの四人は小中学生対象のキャンプなどに添乗員やボランティアとして参加していた。二グループの被害者は小中学生や未就学児百六十八人に上るとみられ、居住地は少なくとも東京、神奈川など九都府県に及んでいる。県警などはこれまでに二十一人分の被害を立件した。他にも被害者がいるとみている。逮捕されたのは、看護師資格を持つ無職開発(かいほつ)哲也容疑者(35)=大阪府東大阪市新庄二=ら四人のグループと、東京都内の小学校教員橋本顕容疑者(45)=東京都立川市富士見町七=ら二人。

 開発容疑者は小中学生のキャンプなどを企画する旅行会社で看護添乗員として勤務。グループの他のメンバーや橋本容疑者とは愛好者のSNSで知り合った。撮影した画像を交換する目的だったとみられる。

 開発容疑者の逮捕、追送検容疑は二〇一四〜一六年、キャンプ場などで当時小学生の男児七人にわいせつな行為をするなどしたとされる。寝ている間に体を触ったり、体に薬を塗るふりをしたりしていたとみられる。

 橋本容疑者の逮捕容疑は昨年三月、都内で男児にわいせつな行為をし、撮影するなどしたとされる。開発容疑者は「幼い男児に興味があった」と容疑を認め、橋本容疑者は一部否認している。

 開発容疑者が別事件の容疑者として浮上し、発覚した。六人の関係先から計十万点以上の画像や動画が押収された。

◆添乗員でキャンプ参加、子どもと接触 SNSで交換

 児童買春・ポルノ禁止法違反などの疑いで逮捕された開発哲也容疑者は、看護添乗員としてキャンプなどのツアーに参加する子どもたちと接触していた。愛好者にツアーへのボランティア参加を呼び掛け、グループを結成。立場を利用し、お互いが所持する画像を交換し合っていたとみられる。

 捜査関係者によると、開発容疑者は愛好者らを「キャンプにボランティアとして参加すれば画像が撮れ、交換し合える」と誘い、二〇一五年ごろにグループを結成した。グループ内で画像を交換する際は「インターネットに流出させない」「勝手に第三者に渡さない」とのルールを決めていた。警察のサイバーパトロールを警戒していたとみられる。

 また、開発容疑者は他の愛好者グループともSNSで交流。一五年ごろ知り合った小学校教員橋本顕容疑者(45)ともお互いの画像を交換するなどして、ネットワークを広げていった。

 児童ポルノ問題に詳しい後藤啓二弁護士は「愛好者は写真を交換し、自慢し合ってエスカレートしていく傾向にある。製造を防止するのは難しく、これまでに摘発されたのは氷山の一角にすぎない」と警鐘を鳴らした。

 

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