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【社会】

山手線新駅、2020年春開業へ起工式 和の魅力を発信

山手線と京浜東北線の品川−田町間に建設する予定の新駅のイメージ内観=JR東日本提供

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 JR東日本は10日、山手線と京浜東北線の品川−田町間に建設する新駅の起工式を東京都港区の予定地で開いた。東京五輪・パラリンピックを直前に控えた2020年春に暫定開業する。山手線では、1971年に開業した西日暮里駅に次いで49年ぶりの新駅で、30駅目となる。 (増井のぞみ)

 新駅の駅舎は、地上三階、地下一階の造りで総床面積は約七千六百平方メートル。新国立競技場の設計を手掛けた建築家の隈(くま)研吾氏がデザインし、折り紙と障子をイメージして屋根全体を白い幕で覆い、柱には木材を使う。一階にあるホームの中央部は吹き抜けだ。JR東日本は東京五輪のレガシー(遺産)として「新駅を中心とした日本の魅力発信とその後の国際交流拠点の形成」を掲げる。

 新駅は立地の良さが特徴。品川駅から〇・九キロ、京浜急行線と都営浅草線の泉岳寺駅から〇・三キロと近い。京急線を通じて羽田空港とつながり、JR品川駅直下には二七年にリニア中央新幹線の新駅が開業する。

 起工式後、取材に応じたJR東日本の冨田哲郎社長は「新駅中心のまちづくりで、日本のグローバルなゲートウエー(世界的な玄関口)をつくり、日本の文化や技術を発信したい。駅の名称は地元の意見を踏まえ、十分に検討を重ねていく」と話した。

 新駅は、寝台列車の廃止や上野東京ラインの開業などに伴い、役割を終えた品川車両基地の一角に建設される。基地跡地では、京浜東北線と山手線の線路を東に最大百二十メートル移設し、東京ドーム二・八個分に当たる約十三ヘクタールの開発用地をつくり出し、新駅を中心とした新たなまちづくりを進める。まちづくりは、総事業費五千億円を見込む。

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 この日は、新駅の起工式に合わせ、JRの用地を含めた品川駅北周辺地区一四・七ヘクタールの区画整理を施工する都市再生機構(UR)の起工式も開かれた。URは開発用地の道路や公園などの基盤整備を担当する。事業費は約五百九十二億円を見込み、二六年度に工事を終える。JR東日本は一帯に高層ビル七棟を建てる計画で、うち半分はオフィス向けを想定している。

 

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