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【社会】

両陛下、ベトナム訪問時 元日本兵妻らと面会へ

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 天皇、皇后両陛下が二月末からのベトナム訪問中、第二次大戦後に一時ベトナムに残った元日本兵の妻や子どもらと面会されることが十日、決まった。現地での詳しい日程が同日の閣議で報告された。帰国した夫や父と離別し、歴史に翻弄(ほんろう)された人々の苦難をねぎらう場で、慰霊の旅を重ねてきた両陛下の平和への思いが改めて反映される機会となる。

 第二次大戦中にフランス領インドシナ(当時)に進駐して敗戦を迎え、ベトナムに残った元日本兵の多くは、建国の父ホー・チ・ミン率いるベトナム独立同盟(ベトミン)に参加。ベトミンに軍事訓練などを指導、フランスとの第一次インドシナ戦争(一九四六〜五四年)を共に戦った。「新ベトナム人」と呼ばれ、現地では存在が「封印された歴史」だった。宮内庁によると、約六百人いたとされ、うち半数が戦死、病死したという。

 五四年七月のジュネーブ協定で第一次インドシナ戦争が終結し、ベトナムは南北に分断。ベトミンに加わった元日本兵の帰還が進んだ。

 現地で結婚した兵士は多かったが、当初は家族の帰国は認められなかった。残された子どもは「混血」と後ろ指をさされ、差別に苦しんだという。統計はないが、数百人いるともいわれる。

 

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