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【社会】

「組み体操でけが、後遺症」 世田谷の中2両親が区などを提訴

 東京都世田谷区立武蔵丘(むさしがおか)小学校の体育の授業中、当時六年だった男児(14)が組み体操の倒立の練習で負傷して後遺症が残ったとして、両親が二十八日、区と担当教諭に約二千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

 災害共済の給付を行う独立行政法人日本スポーツ振興センターの統計では、二〇一四年度に医療費を給付した全国の組み体操事故約八千六百件のうち、倒立は13・6%を占め、肩の上に立つ「タワー」に次いで二番目に多かった。男児はペアを組んだ相手の子より身長が約八センチ高く、体重が約六・五キロ重かったが、スポーツ庁は事故後、体格の格差に注意するよう求める指針を出している。

 訴えたのは区内の定松佳輝(よしてる)さん(56)、啓子(ひろこ)さん(46)夫妻で、原告は現在、中学二年の次男。

 訴状などによると、次男は一四年四月、二人一組で行う「補助倒立」を練習中、ペアの子に足を取ってもらえず、バランスを崩して体育館の床に頭と背中を強打。視覚障害や頭痛を発症して入通院を余儀なくされ、一年ほど車いす生活が続いた。

 その後も激しい頭痛や全身の疲労感などを伴う脳脊髄液減少症などの後遺症が残り、日常生活に多大な支障が生じている。学校側は事前の練習を十分に行わず、マットを敷くなどの安全措置を講じなかったなどと主張している。

 区と区教委は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

 

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