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【社会】

辺野古反対活動 山城議長初公判 傷害など2件、無罪主張

 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)移設などへの抗議活動に伴う三事件で、威力業務妨害や傷害などの罪に問われた反対派リーダー、沖縄平和運動センター議長山城博治(ひろじ)被告(64)は十七日、那覇地裁(潮海(しおみ)二郎裁判長)の初公判で、有刺鉄線を切断した器物損壊事件の起訴内容を認めた。沖縄防衛局職員に対する傷害など二事件は無罪を主張した。

 威力業務妨害罪に問われた辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前でのコンクリート製ブロック積み上げについて、山城議長は起訴内容への認否で「やむにやまれず取った抗議行動で、正当な表現行為だ」と主張した。

 これに対し、検察側は冒頭陳述で「被告が抗議行動の中心を担い、工事を遅延させた」と指摘。弁護側は「人の意思を制圧しておらず、排除も容易。威力や業務妨害に当たらない」と反論した。

 山城議長は昨年十月の逮捕から五カ月にわたって身柄を拘束され、反対派が早期釈放を求めている。弁護側は「逮捕は市民から抗議活動のリーダーを奪い、見せしめにするもの。不当弾圧だ」と批判した。

 起訴状によると、山城議長は仲間らと共謀し昨年一月、キャンプ・シュワブのゲート前に約千四百八十個のブロックを積むなどし、移設工事用資機材の搬入を妨害。同八月に米軍北部訓練場(東村(ひがしそん)など)付近で沖縄防衛局の男性職員の肩を激しく揺さぶるなど暴行し、約二週間のけがを負わせたほか、同十月には同訓練場への侵入防止用の有刺鉄線一本をペンチで切断した、としている。

 共犯として、威力業務妨害罪に問われた無職稲葉博被告(66)と、傷害罪などに問われた無職添田充啓(あつひろ)被告(44)は、いずれも無罪を主張した。

 

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