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【社会】

チャック・ベリーさん死去 米ロックの父、ジョニー・B・グッド

(UPI・共同)

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 【ニューヨーク=共同】「ロックンロールの父」と呼ばれた米ロック音楽界の伝説的なギタリストで歌手のチャック・ベリー氏が十八日、米ミズーリ州で死去した。九十歳。地元警察がフェイスブックで発表した。

 警察や米メディアによると、自宅で倒れているのが見つかった。死因は明らかになっていない。今年、三十八年ぶりとなる新たなアルバムを出す計画だった。

 一九二六年、ミズーリ州生まれ。五〇年代からR&Bを土台に乗りのいい音楽をつくり出し、ヒット曲「ロール・オーバー・ベートーベン」「ジョニー・B・グッド」などでロックンロールの名を世界に広めた。片足を上げて腰を落としアヒルのようにステージを移動する演奏スタイルは「ダックウオーク」と呼ばれ、生涯のトレードマークとなった。後に活躍したビートルズやビーチ・ボーイズなどに大きな影響を与え、八六年にはロックの殿堂入りを果たした。

◆超大物も仰ぐレジェンド

 ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ビーチ・ボーイズ…。十八日死去したチャック・ベリー氏は、ロック界の名だたる後進が教科書として仰ぎ見る存在として君臨してきた。九十歳にして新アルバムの発売も計画、時代を超えた「生きる伝説」だった。

 英国のリバプールを飛び出し、一九六〇年代初頭にドイツの港町ハンブルクで巡業したビートルズが「チャック・ベリーの曲を教科書のようにいつも演奏していた」と、ハンブルクのラジオ局関係者から聞いたことがある。

 「ロール・オーバー・ベートーベン」や「ロックンロール・ミュージック」をシャウトしていたジョン・レノンが「ロックンロールの別名」として「チャック・ベリー」を挙げたのは有名な話だ。

 黒人がバスや食堂で白人と同席できない時代に「ゴー・ジョニー・ゴー」(ジョニー・B・グッド)と、ギター少年の純粋な夢を歌いあげた。少年は「黒人」を想定していたといわれる。

 一方で、ベートーベンという古典音楽の象徴に勝負を挑むような内容の音楽を打ち出し、抵抗と反逆というロックの原点をつくり上げた。原点は現在も生き続けている。

 「ジョニー…」は「地球の音」としてレコードに収録され、宇宙探査機ボイジャーに載せられた。時空をも超えて「ロックの伝説曲」として輝きを放っている。 (共同)

 

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