東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

野宿者残ったまま突如の封鎖 宮下公園再開発で渋谷区

東京都渋谷区が封鎖し、警察官が警備にあたる宮下公園=27日、渋谷区で

写真

 JR渋谷駅近くの宮下公園(東京都渋谷区)再開発工事の準備のため、区は二十七日、公園内の立ち入りを停止し、周辺を封鎖した。公園内には野宿者(ホームレス)数人が残ったままで、支援者らが「公園の封鎖は唐突でおかしい。野宿者の人権侵害だ」と抗議。警視庁が一人を逮捕した。

 区によると、同日午前九時ごろ、区都市公園条例に基づき、公園の周囲をフェンスなどで囲った。区緑と水・公園課の吉武成寛課長は「夜間に公園の門を施錠する時などに、妨害する違法行為が続いていたため、急きょ公園の使用を停止した。事前の周知がないまま封鎖したのは利用者に申し訳ない」と説明している。

 警視庁によると、同日午前十時二十分ごろ、宮下公園の周辺で、支援者とみられる三十代の男が「公園の中に入れさせろ」と叫び、警備に当たっていた警察官の胸ぐらをつかみ、同庁は公務執行妨害容疑で男を逮捕した。

 支援者団体「渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合」(のじれん)の木村正人さん(41)は「事前に封鎖の情報が公開されず、行政手続き上の瑕疵(かし)がある」と区の対応を批判した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】

PR情報