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【社会】

23区唯一の米軍ヘリ基地「赤坂プレスセンター」 撤去訴え50年

早期撤去を求め、抗議の声を上げる人たち=東京都港区で

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 東京二十三区で唯一の米軍ヘリコプター基地「赤坂プレスセンター」(東京都港区)の撤去を求める住民運動が五十年になるのを機に、あらためて撤去を要求する集会が十八日、基地に隣接する都立青山公園で開かれた。ここからヘリが一日数回離着陸し、騒音や事故の不安が絶えない。約百人が「港区に米軍基地はいらない」と訴え、基地の周りをデモ行進した。(梅村武史)

 六本木ヒルズや国立新美術館に近く、商業施設や住宅が密集する都心の一等地。赤坂プレスセンターを離着陸する米軍ヘリは、ビルの間を縫うように飛ぶ。

 「きょうも首都の空をわが物顔で飛んでいた。われわれは半世紀の運動の意味をかみしめ、米軍に帰ってもらうまで粘り強く頑張っていきましょう」。集会を主催し、住民らでつくる「麻布米軍ヘリ基地撤去実行委員会」の川崎悟実行委員長(54)が呼び掛け、活動継続を決議した。

 センターは、かつては旧日本陸軍第一師団歩兵第三連隊の駐屯地で、戦後は米軍が接収、管理する。ヘリポートのほか将校用の宿舎、米軍の準機関紙を発行する新聞社などがあり、ヘリが横田基地(東京都福生市など)、厚木基地(神奈川県大和市など)などとの間を行き来する。

 撤去を求める活動は一九六七年四月、当時近くにあった東京大の研究施設の労働組合が始めた。港区が二〇〇八〜〇九年に実施した調査では、一日平均五回の騒音があり、近隣二十二町会が「うるさいと感じる」との結果が出た。実行委の一三年の調査でも、一〇〇デシベル(電車の通るときのガード下と同程度)を超える騒音が観測された。

 子ども二人と青山公園を利用する主婦山田万左子さん(45)は「ヘリの音がすごい。低く飛ぶので怖い」と不安を口にする。昨年二月、横田基地からセンターに向かうヘリがエンジントラブルで調布飛行場(東京都調布市)に緊急着陸しており、地元の霞町町会の防災部長、岡村次郎さん(70)は「万が一のことを考えると怖い。プロペラ音に加えて振動、燃料の臭いもひどい」と指摘した。

 実行委の板倉博事務局長(65)は「目標はあくまで全面撤去だが、一時間近いアイドリングや低空飛行など、住民への配慮を欠いた飛行をまず改めてもらいたい」と話した。

 <赤坂プレスセンター> 広さ約2万7000平方メートルの米軍基地。環状3号線六本木トンネル建設などに伴い、2011年に同基地の土地4700平方メートルが日本側に返還された。08年の都と米軍の協定で、同基地のヘリが島しょ部の住民の救急搬送にも使われている。

 

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