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【社会】

天皇退位特例法案全文 第1条に「陛下お気持ち」 国民共感と共に明記

 政府は十二日、天皇陛下の退位を実現する特例法案全文を公明党の内閣部会に提示した。退位後の陛下の呼称(称号)を「上皇」とすることなどが柱。同部会は了承し、十八日の中央幹事会で党として正式に承認する。十二日午後には自民党が合同会議を開き、法案を承認する見通し。政府は十九日に法案を閣議決定する方針だ。 

 法案は一条で制定の事情を説明。陛下が八十三歳の高齢となり「(公務などの)ご活動を続けられることが困難となることを深く案じておられる」と指摘し、「国民は陛下のお気持ちを理解し、これに共感している」と明記した。皇嗣(こうし)である皇太子殿下についても「国事行為の臨時代行などのご公務に長期にわたり精勤されておられる」とした。

 法案名は「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」。付則に、退位日となる法律施行日は、公布から三年を超えない範囲内で政令により定めると盛り込んだ。その際、首相は皇室会議の意見を聴取するとの手続きを規定した。

 皇室典範の付則に、特例法の根拠規定として「典範の特例として天皇の退位について定める特例法は、典範と一体を成す」旨を明記するとした。

 陛下が退位した後の皇后さまの呼称は「上皇后(じょうこうごう)」とする。元号を定める政令は、決定前に国民の意見を聞くパブリックコメント(意見公募)の対象外とした。

 公明党部会では、複数の議員から、退位後に「上皇」とする理由などについて質問が出た。

◆特例法案全文のポイント

▼法案名は「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」。

▼退位後の陛下の呼称(称号)は「上皇」、皇后さまは「上皇后(じょうこうごう)」とする。

▼陛下は公務などの継続が困難となることを「深く案じておられる」とし「国民は陛下のお気持ちを理解し、共感している」と明記。

▼退位日となる施行日は公布の日から3年を超えない範囲で政令により定める。首相は皇室会議の意見を聴取。

 

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