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【社会】

取手いじめ自殺 教育長が両親に謝罪 調査の見直し検討

中島菜保子さん宅を訪れ、父考宜さんと母淳子さんに謝罪する茨城県取手市教委の関係者=31日夜、取手市で

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 二〇一五年十一月に「いじめられたくない」と日記に書き残して茨城県取手市立中学三年の中島菜保子さん=当時(15)=が自殺した問題で、市教育委員会は三十一日、いじめがあったと認めて、調査の見直しを検討すると明らかにした。今後、いじめと自殺の因果関係などを調べる第三者調査委員会のメンバー構成や調査方法などを再考する。

 市教委の矢作進教育長は同日夜、両親宅を訪れてこれまでの対応について謝罪した。「信頼関係の回復に取り組みたい」と話す矢作教育長に、父考宜(たかのぶ)さん(45)は「なぜいじめを認めなかったのか、説明してほしい」と怒りを抑えきれない様子で応じた。

 矢作教育長は記者会見で、市教委が一六年三月、いじめの事実が確認できなかったとして、いじめ防止対策推進法が規定する「重大事態」に該当しないと議決したことについて不適切だったと陳謝。今後の対応について「遺族の話を十分に聞きながら進めていきたい」と話した。

 菜保子さんの両親は市教委の対応に不信感を抱いており、第三者委の解散や調査中止を求めている。三十一日夜も考宜さんが「解散して」と強く求めたが、矢作教育長は「重く受け止めます」と答えるだけだった。

 

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