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【社会】

地質年代「チバニアン」 国際学会に申請へ

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 地球の歴史の七十七万〜十二万六千年前の時期を「チバニアン(千葉時代)」と命名するため、茨城大や国立極地研究所のチームは七日、文部科学省で記者会見し、千葉県市原市の地層をその時代の境界を示す「国際標準模式地」の候補として八日の昼ごろまでに国際学会に申請すると発表した。

 国際学会「国際地質科学連合」の審査で認定されれば、地球の歴史を示す地質年代に初めて日本由来の名が刻まれる。イタリアの二カ所の地層がライバルで、学会は夏ごろから審査を始め、早ければ来年初めにもいずれかに命名権を与える。

 茨城大の岡田誠教授は「データを集め、分かりやすい表現で申請書を書いた。かなり良いものができている。日本の名前を付けられるチャンスはこれが最後だと思う」と話した。

 市原市の地層は「千葉セクション」と呼ばれ、養老川沿いの崖に露出している。七十七万年前に地磁気のN極とS極が反転した証拠が、鉱物中の磁場として良好な状態で残っている。

 地球の四十六億年の歴史は、地層中の化石などから読み取れる生物の絶滅や環境の変化に基づき「先カンブリア時代」や「ジュラ紀」などの地質年代に区切られている。七十七万〜十二万六千年前は新生代のうちの一時期とされるが特定の名前がない。

 チバニアンという名称が第三者の出願で既に商標登録されており、チームは印刷物について商標から外すよう特許庁に異議申し立てをしていると明らかにした。

 

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