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【社会】

「萩生田副長官が修正指示」 特区「広域的に存在しない地域」に

文科省が公表した加計学園問題の獣医学部新設をめぐる文書。内閣府から送信されたメール(右)には萩生田副長官からの指示があったなどと記載され、添付文書(左)には「広域的に」などの手書き修正が入っている

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 加計学園の獣医学部新設を巡る記録文書の再調査で、文部科学省は十五日、内閣府から文科省に送信された新たなメールの存在を明らかにした。昨年十一月九日の国家戦略特区諮問会議で新設を認める条件を記した文書の原案を担当者間で事前に調整する内容で、藤原豊内閣府審議官の発言として、萩生田光一官房副長官から「広域的に存在しない地域に限る」と修正するよう指示があったと記載されている。

 この修正によって、獣医学系大学が存在しない四国の愛媛県今治市で計画を進める学園以外の申請は、事実上不可能になったとの指摘がある。

 十五日に開かれた民進党のプロジェクトチームの会合で、玉木雄一郎幹事長代理は「加計学園しか申請できない仕組みが作られるプロセスがよく分かる」と指摘。菅義偉官房長官は同日、メールについて「今回初めて知った。萩生田氏によれば、修正の指示を出したことはなく、事実に反するということだ」と述べた。

 メールは「【内々に共有】獣医学部のWGについて」との件名。内閣府地方創生推進事務局の職員から文科省の職員に宛てて、昨年十一月一日に送信された。手書きで「広域的に存在しない地域に限り」と修正した文案が添付されている。

 メールには藤原審議官と文科省の間で打ち合わせをして文案を協議したことが記され、修正について「指示は藤原審議官いわく、官邸の萩生田副長官からあったようです」と書かれている。

 

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