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【社会】

やっぱり「手書き」文字 タイプより思い伝わる アナログ価値研究会が実証

 手書きの文字は、タイプされた文字よりも思いが伝わりやすく、書き手の性格も伝わりやすい−。東大、千葉工大やNTTデータ経営研究所などによる「アナログ価値研究会」は四日、このような実証結果を発表した。

 実験は、(1)手書きで時間をかけ心を込めた(2)手書きでできるだけ素早く書いた(3)パソコンでタイプして印刷した−の三種類の誕生祝いメッセージを、二十〜二十四歳の男女二十人ずつ計四十人の被験者に見せ、受ける印象を聞いた。

 読み手が「思いが込められている」と感じた度合いは(1)が大きく、(2)と(3)は差がなかった。書く時間は(3)が最も短いが、読み手は(1)と同じくらい手間をかけていると考え、(1)と(3)は(2)より「丁寧である」と感じた。ただし(1)では(3)よりも読み手が書き手の性格をより正確に推定できた。

 NTTデータ経営研究所の山崎崇裕(たかひろ)シニアコンサルタントは「手書きは心が込められているという当たり前に思っていたことが実証できた。履歴書では手書きの方が性格も伝わりやすいが、丁寧に書かなければ、逆に印象が悪くなるので注意が必要」と分析した。

 研究会は、アナログなものが持つ価値を科学的に検証しようと二〇一五年に発足した。

 

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