東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

沖ノ島、一般上陸が不可能に 唯一の公募なくす方針

 宗像大社(福岡県宗像市)は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に今月登録された沖ノ島で毎年五月二十七日に開く現地大祭を巡り、参加者の一般公募を来年以降行わない方針を決めた。大社は島を所有しており、登録を受けて保全の取り組みを強化する。これで一般市民が上陸できる機会はなくなる。大社が十五日、明らかにした。

 沖ノ島は、玄界灘に浮かぶ外周四キロの孤島。古代から航海の目印となり、四〜九世紀に大陸との交流成就などを願う国家的な祭祀(さいし)が繰り返された。全体が大社の「沖津宮(おきつみや)」で女人禁制。島で日々の神事を執り行う大社の神職以外、男性も原則として上陸できない。

 現地大祭は、沖ノ島の近海で一九〇五年五月二十七日から二日間繰り広げられた日露戦争の日本海海戦を後世に伝え残そうと、五〇年代後半に始まった。一般男性にとっては、参加者公募に申し込むことが、上陸を許される唯一の方法だった。

 大社は「ユネスコの世界遺産委員会でも、今後の島の保護に懸念が示された。神職以外は上陸できないということを、より一層徹底したい」としている。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】

PR情報



ピックアップ
Recommended by