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【社会】

「イージス艦側 過失複数」 伊豆沖衝突 船の接近認識せず

 【ワシントン=共同】静岡県の伊豆半島沖で米イージス駆逐艦とコンテナ船が衝突し、米兵七人が死亡した事故で、米CNNテレビは二十一日、イージス艦乗組員による「複数の過失」が原因だった可能性があると報じた。イージス艦がコンテナ船接近の危険性を十分に認識せず、衝突を回避する適切な措置を取れなかったとの見方が出ている。

 米側の予備調査結果として、複数の米軍当局者が明らかにした。コンテナ船に関する情報がイージス艦の指揮官に適切に伝わっていたかも疑問視されている。イージス艦が通常より高速で航行していた可能性があることも判明した。

 予備調査の中身は今後、米海軍第七艦隊司令官のジョセフ・アーコイン中将が精査するという。米海軍は「調査は初期段階で、現時点で公表できる確定情報はない」とし、原因を推定するのは「時期尚早だ」との声明を発表した。

 米軍当局者は、イージス艦の乗組員は衝突の「最後の瞬間まで何もしなかった」と指摘。別の当局者は「米海軍側に落ち度があったとの結論になるだろう」と語った。

 イージス艦フィッツジェラルドとフィリピン船籍のコンテナ船ACXクリスタルが衝突した事故は六月十七日午前一時半ごろ、伊豆半島・石廊崎(いろうざき)の南東約二十キロ沖で発生。

 米海軍によると、イージス艦は衝突によって船底付近に開いた穴から大量の水が流れ込み、浸水した居室部分で乗組員七人の遺体が見つかった。

 

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