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【社会】

講談師・神田紅葉さん死去 50歳で入門、史上最年長で真打ち

昨年7月、がんと闘いながら高座に意欲を燃やしていた神田紅葉さん=東京都文京区で

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 専業主婦として三人の子どもを育てた後、五十歳で講談師を目指して、末期がんを患いながら昨年九月に史上最年長の六十五歳で真打ち昇進を果たした神田紅葉(かんだもみじ)(本名矢光純子(やこうじゅんこ))さんが二十五日、胆のうがんのため死去した。六十六歳。長野県松本市出身。葬儀・告別式は三十日午前十一時から東京都新宿区上落合三の三四の一二、落合斎場で。喪主は夫善美(よしみ)氏。

 子育てが一段落した二〇〇一年夏、若い頃に憧れた女優の道に挑戦しようと演技指導を受けた際、講師に講談を勧められ、神田紅(くれない)さんの講談教室を経て、五十歳で弟子入り。〇六年五月に二つ目に昇進した。

 真打ち昇進を目前にした昨年五月、体調の異変を感じて精密検査を受けたところ、胆のうなどにがんが見つかり、手術を受けたが、既に手の施しようがなかった。七月に真打ち昇進が正式に決定。抗がん剤治療を受けながら稽古を続け、九月に東京・上野で披露興行を無事に果たした。

 今月四日に紅さんと埼玉県所沢市で開いた講談会が最後の高座となった。

 

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