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【社会】

夢舞台 障害ある子にも デフリンピック最多メダル 選手団帰国

帰国した、デフリンピックの陸上競技でメダルを獲得した選手たち=1日、成田空港で

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 トルコ・サムスン市で開催された聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「デフリンピック」で、金メダル六個を含む、過去最高のメダル二十七個を獲得した日本選手団の大多数が一日夜、帰国した。選手らは「障害のある子どもたちにも夢が持てる大会にしたい」とさらなる活躍を誓った。

 成田空港には家族や友人が多数集まり、手話で「拍手」を意味する、両手を顔の前でひらひらさせるポーズなどで歓迎。選手らは「出発時には、これほど注目されていなかったのに」と驚きの声を上げた。

 陸上男子二百メートル、四百メートルリレーで二つの金メダルを取った山田真樹選手(20)=東京都文京区=は「応援してくれる人たちが盛り上がってくれて最高の気分」と笑顔。リレーでアンカーを務めた佐々木琢磨選手(23)=宮城県柴田町=は「大会出場が地元の新聞で報じられ、たくさん応援をもらい力になった」と語った。

 棒高跳び三位の滝沢佳奈子選手(17)=横浜市=は「たくさんの人に祝福されて、日本の代表であることを実感した」と照れたような表情をみせた。

 十六年ぶりに優勝した女子バレーボールチーム。前島奈美選手(29)=鳥取市=は「全員で勝ち取った金メダル。支えてくれたスタッフに感謝したい」。尾塚愛実選手(19)=鹿児島県阿久根市=は「ハンディのある人たちの励みになれたらうれしい」と話した。

 五輪やパラリンピックに比べ、デフリンピックの知名度は低いが、陸上の山田選手は「今回ほかの競技も含めてSNS(会員制交流サイト)上で話題になり、盛り上がりを感じた。もっと活躍して、五輪やパラと同じような扱いを受けるようになれば」と期待する。

 女子バレーの山崎望選手(33)=高知県室戸市=は「健常者にとってのオリンピックのように、聴覚障害のある子どもたちにも、デフリンピックが夢や目標になってほしい。『私たちもヒーローになれるんだよ』と伝えたい」と力を込めた。

 

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